赤瀬川原平が1987年に刊行した本のタイトルであり、芸術用語である“超芸術トマソン”を作品モチーフのひとつにする本作。上演に際し大園は「『超芸術トマソン』のなかに、こんな一文があります。『芸術とは芸術家が芸術だと思って作るものですが、この超芸術というものは、超芸術家が、超芸術だと何とも知らずに無意識に作るものであります。だから超芸術にはアシスタントはいても作者はいない。ただそこに超芸術を発見する者だけがいるのです』。この言葉を胸に、ここにしか潜むことのない、誰にも役立つことのない踊りを“発見”することで、忘れ去られそうな踊りの原風景を見つけたいと思います」とコメント。
一方の橋本は「今年で二人とも30代を迎えます。そこで、大きくは同じ方向性だが結成した当時は強く感じていた身体性の違いや、ダンスに対する価値観を精査し、それぞれにとっての魅力的な身体とはなにか、その魅力的であろう身体が踊るとはどういうことか、ということを改めて問い直したい」と意気込みを述べている。
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乗越たかお @NorikoshiTakao
昨年度エルスール新人賞受賞者であり今年度の授賞式でも盟友の中村蓉のために踊ってくれた、かえるPの新作が来月! オレもチラシに応援を書いた。
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