“少女のアイデンティティの獲得”描いた、カミグセ「SとNの間の香り」再演

カミグセ「SとNの間の香り」が12月22日から25日まで、東京・space EDGEにて上演される。

つくにうららが主宰する同団体。今回は、“少女のアイデンティティの獲得”をテーマにした代表作を3年ぶりに再演する。閉鎖的な田舎町の寄宿学校に転校してきた少女が、同級生達の失踪や謎の人物からの手紙など、理不尽な状況に翻弄されながらも前向きに生きていく姿が描かれる。

出演者は、初演にも出演した星秀美、中村佳奈、植野祐美のほか、やないさき、三村萌緒、レベッカ。再演にあたり作・演出のつくには、初演が「てんてこ舞いでした」と振り返りつつ、「おわってみると、この作品を自分がたいそう気に入っている事がわかって、もう少し演劇がうまくなった頃に、落ち着いてもう一度この作品をやりたい、と、当時の私は未来の私にお願いをしました。そのお願いを果たすのが、この度の再演です」と意気込みを語っている。

なお現在、「『SとNの間の香り』再演製作支援プロジェクト」と題し、Motion Galleryにてクラウドファンディングを実施中。気になる人はチェックしてみては。