山内が第59回岸田國士戯曲賞を獲得した自身の作品「トロワグロ」を、映画化した本作。“100%富裕層向け映画”と銘打たれ、ある邸宅でのパーティーに参加した人々の様子が描かれる。色白の人妻はる子(
舞台挨拶には「トロワグロ」から続投となる出演者の石橋けい、平岩紙、
また映画版ならではの見どころについて山内は「喋っていない、聞いている人のアクトがいろいろ入っている。そういうところが舞台ではない、意識的に『ここ観るところですよ』みたいな感じがあります」とアピールし、「あと僕は最後にナレーションをやってるので、これは舞台にはないところです」と付け加えた。
舞台のときから「本があるとは思われないような演じ方をしてほしい」と演出を付けていたという山内。平岩は「山内さんのダメ出しが本当に面白くて、『感情が通ってない』とかそんな普通のことは言わず、『今のはサンシャイン劇場でやってる役者さんみたいな喋り方でしたね』とか『翻訳劇によく出てる俳優さんの喋り方だね』とか」と振り返り、「稽古中から、『これはやばい面白いことになるぞ』と思っていたので、映画化までされてうれしいです」と微笑み、石橋も「2年越しですからね」と感慨深げに頷く。
自身のベストアクトシーンを尋ねられた古屋は、後半の橋本とのシーンを挙げ、橋本も同意。「髭が痛かったです」「すいませんでした」「とんでもないです。ありがとうございました」とやりとりし、司会の師岡から「仲睦まじいですね」とコメントされる一幕も。
映画「At the terrace テラスにて」は11月11日まで東京・武蔵野館にて公開。上映後は連日舞台挨拶が行われる。
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- 映画『At the terrace テラスにて』公式サイト
- 第29回東京国際映画祭 | At the terrace テラスにて
- トロワグロ
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