11月11・12日に東京・Bunkamura オーチャードホールにて上演される「
「ドクター・コッペリウス」は、5月に他界した作曲家でシンセサイザーアーティストの冨田勲が、他界直前まで創作を続けていた舞台作品。宇宙への夢と希望をテーマにしたストーリーが、オーケストラとシンセサイザーの演奏、そして3DCGの初音ミクとダンサーの風間無限により展開される。会見では、バレエのコスチュームに身を包んだ初音ミクの画像もお披露目された。
本公演の最大の注目ポイントとなる3DCGとダンサーの共演を可能にした立体映像装置の導入について、演出を手がけることぶき光は「当日のお楽しみ!」と期待感を煽る。振付を担当した
オーケストラを指揮するのはマエストロ、渡邊一正。小学校の頃に冨田のアルバム「惑星」を擦り切れるほど聴いた想い出を語り、「あの世から怒られないように、スコアをしっかりと読み込んで取り組みたい」と公演に臨む意気込みを語った。冨田勲の息子である冨田勝は「これは父が必ずやり遂げたいと並々ならぬ意欲を持って取り組んだ企画でした。『ドクター・コッペリウス』の完成を喜び、父の想いをひとりでも多くの方に聴いてもらいたい」とコメントした。
なお会見では70年代から80年代に冨田がオープンリール・テープに残していた秘蔵音源が見つかったことも明らかに。その一部は、本公演にも使用される。
冨田勲 追悼特別公演「冨田勲×初音ミク『ドクター・コッペリウス』」
2016年11月11日(金)・12日(土)
東京都 Bunkamura オーチャードホール
第1部
「イーハトーヴ交響曲」
作曲:
指揮:渡邊一正
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
バーチャル・シンガー:初音ミク
出演:シンフォニーヒルズ少年少女合唱団、イーハトーヴ合唱団
Dub Mix:エイドリアン・シャーウッド
第2部
スペース・バレエ・シンフォニー「ドクター・コッペリウス」
制作・ストーリー原案:冨田勲
リアルタイム3D映像投射技術:クリプトン・フューチャー・メディア
エレクトロニクス:ことぶき光
振付:
出演:初音ミク、風間無限
指揮:渡邊一正
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
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