昨日10月19日に東京・帝国劇場にて開幕したミュージカル「ミス・サイゴン」で、特別カーテンコールが実施された。
昨日は
「今日やってみて、かなりイケてたんじゃないかなと」と初日公演の感想を述べた市村に、観客からは拍手が巻き起こった。さらに胃がんで降板した2年前を振り返ると「その時に本当にたくさんのメッセージをいただきました。そのメッセージのおかげで、再びやろうという気になり、病気も完治してトレーニングに励んで今回また復活することが出来ました。本当に応援してくださった皆さんに心から感謝します」と述べる。
ここで2017年1月22日の愛知公演をもって「サイゴン」からの卒業を発表している市村のために、1992年の初演キャストである岸田敏志、
岸田は「あと20年はイケる!」と市村を勇気づけ、入絵は「世界一のアメリカン・ドリームを見せてもらいました!」とコメント。市村は初演でキム役を演じた故・本田美奈子.の名を挙げ、入絵に「美奈子.ちゃんが怪我をしたときに公演を続けてこられたのは、あなたのおかげです」と改めて感謝の意を述べた。
リバティヘッドが天井から降りてくる中、新旧キャストに囲まれた市村は、2幕ラストでエンジニアの歌う「アメリカン・ドリーム」を全員と合唱。祝福ムードのまま、特別カーテンコールの幕は閉じた。
東京公演は11月23日まで。その後、岩手、鹿児島、福岡、大阪、愛知と巡演し、2017年1月22日に大千秋楽を迎える。なお昨日の公演で、市村の主演回数は811回をカウント。大千秋楽で「ミス・サイゴン」の通算上演回数は1463回を数え、市村の主演回数は853回となる見込みだ。
市村正親コメント
2年前に胃がんで「ミス・サイゴン」を降板させていただきました。その時に本当にたくさんのメッセージをいただきました。そのメッセージのおかげで、再びやろうという気になり、病気も完治してトレーニングに励んで今回また復活することが出来ました。本当に応援してくださった皆さんに心から感謝します。
復活したと思ったら今回がファイナル公演ですが、今日やってみて、かなりイケてたんじゃないかなと(会場拍手)。
ファイナルだけど、出来るならば体が続く限り、健康である限り、この「ミス・サイゴン」のエンジニアは演じていきたいなとは思っています。
24年前に初めて帝劇の舞台に立たせていただいて、この「ミス・サイゴン」で僕はアメリカン・ドリームを歌いながらミュージカルの夢を掴むことが出来ました。
この帝劇にはたくさんの思い出があります。(初演は)1年半、よくここで頑張れたなと今でも思っております。
これからも健康に注意をして、いつかまた皆さんとこの帝劇で、許してくれるならば、またエンジニアで皆さんとお会い出来るように、これからも精進して健康に気を付けて、頑張っていきたいと思っております。本当にありがとうございました。
ミュージカル「ミス・サイゴン」
2016年10月15日(土)~18日(火)プレビュー公演
2016年10月19日(水)~11月23日(水・祝)
東京都 帝国劇場
2016年12月10日(土)・11日(日)
岩手県 岩手県民会館 大ホール
2016年12月17日(土)・18日(日)
鹿児島県 鹿児島市民文化ホール
2016年12月23日(金・祝)~25日(日)
福岡県 久留米シティプラザ ザ・グランドホール
2016年12月30日(金)~2017年1月15日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
2017年1月19日(木)~22日(日)
愛知県 愛知県芸術劇場 大ホール
オリジナル・プロダクション製作:キャメロン・マッキントッシュ
作:アラン・ブーブリル、クロード・ミッシェル・シェーンベルク
音楽:クロード・ミッシェル・シェーンベルク
演出:ローレンス・コナー
歌詞:リチャード・モルトビー・ジュニア、アラン・ブーブリル
ミュージカル・ステージング:ボブ・エイヴィアン
オリジナルフランス語テキスト:アラン・ブーブリル
追加振付:ジェフリー・ガラット
追加歌詞:マイケル・マーラー
舞台美術原案:エイドリアン・ヴォー
翻訳:信子アルベリー
訳詞:岩谷時子
出演:
※ダイアモンド☆ユカイの「☆」は六芒星が正式表記。
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