libido:が、「署名人」を10月6日から10日まで東京のプロト・シアターにて上演する。
libido:は、演出家の
今回は
なお、6日は杉原、7日は多田、9日は木ノ下歌舞伎の
岩澤哲野 コメント
新入社員3年目の離職率が3割にのぼるという。そんなニュースを見てふと「自由」について考えた。
何かを辞めようが、諦めようが、それが簡単な今日。 選択肢(可能性)があらゆるところに溢れているのだろう。また、一人で生きることの弊害も確実に無くなってきているのかもしれない。それぐらいにこの国は自由を手に入れたd。
しかし我々はさらに自由を求める。より細部に至る自由を求めて。より良い何かを求めて。
では、今日の我々に自由は何を与えてくれるのだろう。幸福なのか。安心なのか。はたまた孤独か。そしてこの先、自由はどこに行くのだろう。その先には自己中心的で排他的な世の中が見え隠れする気もする。
人々は何かに縛られているから、何かの負荷を共にしているから自由を欲することができる。それは生きる糧にもなる。自由を求め続ける環境自体はとても豊かなものだと思う。
しかし、もしかすると今の我々は幻想の自由を見ていないだろうか。無責任に自己の為の自由を求めてはいないだろうか。犠牲を無視し、他者を殺してはいないだろうか。
『署名人』において唯一の”犠牲”の目撃者である獄吏に我々を重ね、「自由」を再提出してみようと思う。
※初出時、団体名の表記に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
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