「歓喜の歌」は、2004年に「志の輔らくご in PARCO vol.9」で初めて高座にかけられ、2008年には小林薫主演で映画化、大泉洋主演でテレビドラマ化もされた人情噺。ずさんな会館職員によってもたらされたコーラスグループの会場ダブルブッキングが、1皿の餃子によって“歓喜”のコラボレーションへと変貌していくさまが描かれる。
舞台化にあたって、
さらに扉座は、横内が作詞を手がけたベートーヴェン「交響曲第9番 第4楽章『歓喜の歌』」を本番の公演で歌うコーラスグループを募集。詳細は公式サイトを確認しよう。
横内謙介コメント
アニメ、ゲームを劇化する2・5次元シアター全盛の昨今ですが
立川志の輔師匠の創作落語の傑作「歓喜の歌」を舞台化しようというのは、東北の演劇鑑賞会の方たちからの発案です。
東日本大震災で、東北の演劇環境も大きな被害を受けたと聞きます。それから5年、故郷と演劇の再生復興に向けて起爆剤となるものを劇団と組んで生み出したいという依頼でした。復興のために、鑑賞団体が客席から飛び出して創造活動に踏み込む、その心意気に応えようと思いました。
依頼を受けて「歓喜の歌」を映像で鑑賞しました。復興とは何の繋がりもない話ですが、仕事とは何か、人生の喜びとは何か、大切なメッセージが熱く込められていつつも、人間のずるさや弱さも笑いの中にしっかり描かれ、それでいてダメな人間たちまでがなぜか愛おしく、歓喜の歌が歌われる大団円に心から拍手を贈りたくなる。苦難を乗り越えて未来に向かってチャレンジしようとする人たちと共有するのにふさわしい物語でした。
何よりも、劇場にまつわる話であることにやり甲斐を感じます。ホールや会館職員の気のない対応ぶりに何度か遭遇した志の輔師匠が「笑える糾弾を」と創作なさったそうですが、同じく劇場と文化芸能を心から愛する者として思いを重ねつつ、気のない人たちの心にも、歓喜の歌声が届いて響く、分かりやすくて楽しい芝居にしようと思います。
あ、酒井さんと六角の役は、当然ダメな職員コンビね。一般にキャラが被ると言われている二人のツープラトンのダメぶりが堪能できるのは、この舞台だけです。
厚木シアタープロジェクトネクストステップ 第6回公演 / 劇団扉座 第59回公演「歓喜の歌」
2016年11月3日(木・祝)~13日(日)
東京都 シアターX
2014年11月19日(土)・20日(日)
神奈川県 厚木市文化会館 小ホール
原作:
脚本・演出:
出演:
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齊藤雅子 @cadpon
今夜いよいよ秋田市文化会館18:30より❗
扉座が「歓喜の歌」を舞台化、六角精児&酒井敏也がダメな職員コンビに https://t.co/4gYLGwYGX1 #akita #yokote