「DISGRACED/ディスグレイスト -恥辱-」が、明日9月10日に東京・世田谷パブリックシアターで開幕する。公演に先がけ、公開舞台稽古と囲み取材が昨日9月8日に行われた。
2012年にシカゴで初演された本作は、2013年にピュリツァー賞を受賞したのち、2015年にはトニー賞ベストプレイ賞にもノミネート。日本初演となる今回は、演出を
パキスタン系アメリカ人の弁護士・アミール役を小日向、その妻・エミリー役を
囲み取材には、小日向、秋山、安田、小島、平埜が登壇。主演を務める小日向は、「久しぶりの舞台で緊張しています。今回は会話劇なのでね、セリフを忘れないようにします」とおどけ、秋山は「濃密なお芝居ということで、期待と不安が入り混じっています」と公演にかける思いを明かす。続く安田は「濃密なお芝居ということで、期待と不安が……」と秋山の言葉を繰り返して一同の笑いを誘い、「とにかくセリフを忘れないようにしたいです」と小日向のコメントを引用して、さらに場を盛り上げた。
女弁護士をスマートに演じた小島は「栗山さんから『細胞が震えるような音をくれ』というアドバイスをもらっていて。言葉をどう発したらいいか、まだ模索中なのですが、自分の中で少しずつ見つけられたらなと思っています。ボーっとしていると置いていかれてしまうので、皆さんの言葉を一つずつキャッチして一生懸命食らいついていきたい」と真摯にコメント。記者から見どころを問われた平埜は、「僕は本当にいっぱいいっぱいで……」と額に汗をにじませながら恐縮しつつ、「宝石のような言葉が散りばめられている、秋山さんのセリフが大好きです」と力説した。またカンパニー内でも特に年齢が若い平埜に、他の出演者から「生成くんは本当に真面目」と温かい言葉がかけられる一幕も。
本作の日本初演にあたって安田は、「初めての体験というのは、忘れがたいものでございますからね。皆さん、ぜひ……」と意味深長に含み笑い。「これこそお芝居の醍醐味といいますか、大先輩の小日向さんと同世代の設定でして。そこに注目していただければ」とユーモアたっぷりに語った。最後に小日向は、「演じるという意味では映像も変わりはないが、今回改めて舞台の恐ろしさを実感しています。素晴らしいセリフがたくさんあるので、それをしっかりと客席に伝えられれば」と意気込み、囲み取材を締めくくった。
東京公演は明日9月10日から25日まで。そののち、9月27日に愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、9月30日から10月2日まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールで上演される。
「DISGRACED/ディスグレイスト -恥辱-」
2016年9月10日(土)~25日(日)
東京都 世田谷パブリックシアター
2016年9月27日(火)
愛知県 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
2016年9月30日(金)~10月2日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
作:アヤド・アフタル
翻訳:小田島恒志、小田島則子
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