10月に東京、愛知、福岡にて上演される「sutra スートラ」の来日記者会見が、本日8月29日に東京・セルリアンタワー東急ホテルにて行われた。
会見に登壇したのは、本作の海外公演で主演を務めていたアリ・タベ、嵩山少林寺僧侶のファン・ジャハオとグアン・ティンドン、さらに本作来日公演のPRアンバサダーを務める
本作の海外公演を映像で鑑賞したNAOTOは、その感想を「力強く美しい」と表現。「ステージ上はとてもシンプルでセットや照明も最小限なのですが、己の肉体を一番の武器にしながら、その限界に挑んでいる姿に魅せられました」と絶賛する。また「普段の生活習慣をご自身を律しているのが、一つひとつの動きに現れていると感じました。肉体だけでなく精神も鍛錬されているからこそのパフォーマンスだと思います」と話すと、ファンとグアンに「普段はどのような生活を送っていますか?」と自ら質問。少林寺の修業に興味津々の様子を見せる。
僧のリーダーを務めるファンが「朝4:30に起床し、おつとめをした後は授業があります。6:30に朝食をとって、午前中は勉強の時間ですね。11:30から昼食をとり、午後はほとんどトレーニングをしています。夜は座禅を組んで精神を整えてから眠りに就きます」と答えると、NAOTOは「まさにご自身を律していらっしゃるんですね」と感嘆する。
アリは、文化的背景の異なる少林寺僧侶と共演したことについて「話す言語が異なり最初は大変でしたが、次第に“身体と動き”という共通言語を得て、アイディアを提案し合うことができるようになりました」と振り返る。また本作の振付・演出を手がける
またファンは、本作の見どころを「歩く、座る、寝るといった少林寺武僧の生活様式、日常がパフォーマンスに含まれている点でしょうか」と挙げ、「西洋とアジアの文化が融合している様子が表現されていますし、照明や舞台装置、音楽も今までと異なる新しい試みがなされています。日本の皆さんにも気に入っていただけたら」と語る。グアンは「日本公演に向けて最高のコンディションに整え、素晴らしいパフォーマンスをお見せできればと思います。何度も観たくてたまらない舞台にすることをお約束します」と意気込んでみせた。
会見後は、ファンとグアンによるデモンストレーションが行われた。勇ましい掛け声を上げながら繰り広げられるアクロバティックな動きを目の当たりにしたNAOTOは「ほんっとカッコイイっすね!! すごい迫力でした! こんなにも力強く美しいものなんだな、ということを実感できました。映像で見るのとは全然違いますね!」と興奮しきりの反応を見せていた。
本家少林寺で武術を体得した武僧が、一糸乱れぬ群舞とアクロバットで客席を圧倒し、世界60都市で上演された「sutra」。今回の東京公演では、演出と振付を担当するシェルカウイ自身がダンサーとしても舞台に上がる。彼は、厳しい戒律にのっとり修行を続ける現役の武僧たちとともに少林寺に2カ月間滞在。国や文化の違いを超えた迫力のパフォーマンスを完成させたことでも話題が集まっている。
※動画は現在非公開です。
「sutra スートラ」
2016年10月1日(土)・2日(日)
東京都 Bunkamuraオーチャードホール
2016年10月5日(水)
愛知県 愛知県芸術劇場 大ホール
2016年10月8日(土)
福岡県 北九州芸術劇場 大ホール
演出・振付:
舞台美術:アントニー・ゴームリー
音楽:サイモン・ブルゾスカ
出演:シディ・ラルビ・シェルカウイ、少林寺武僧
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「sutra」少林寺武僧による迫力のパフォーマンスに、NAOTO「力強く美しい」 - ステージナタリー https://t.co/VcWKXw0hk7
「スートラ」、明日観に行きます。このプロモも凄い!楽しみ!