「若様組まいる」が、昨日8月7日に東京・天王洲 銀河劇場にて開幕した。
「若様組まいる」は、畠中恵の同名小説が原作。明治時代の巡査訓練学校での出来事を中心に、貧しくとも力強い若者たちの群像劇を、洋菓子の数々を要所で登場させながら描く。
主人公・長瀬健吾役を
初日に先がけて行われた記者会見で、主演の入江は「群舞もあれば殺陣もあるし、もちろんお芝居も見どころ。最後までお客様に楽しんでもらえたら嬉しいです」と意気込みを見せる。また本作の登場人物と現代に生きる自分たちとの共通点を問われ、「ゆとり世代と呼ばれて自分に甘いと言われることが多いですが、長瀬ら“若様”たちも上の世代の“元殿様”たちに同じように思われていたのではないでしょうか。でもそれぞれに悩みがあって、ちゃんと夢も抱いている。明日に向かう活力があって、今も昔も若者たちが抱く気持ちは変わらないのでは」と真摯に答えた。
そしてヒロインを演じる宮崎は「個性豊かなキャラクターがたくさん出てきて、いろんな登場人物に感情移入できるのではないかなと思います」と作品の特徴を表現している。公演は8月14日まで。
入江甚儀コメント
いろんな人に観ていただいて、時代は違いますが、僕たちの気持ちは熱いので、お客様にも伝わるものがたくさんあると思います。いろんな人に支えられてこの作品が今日まで完成しました。僕たちも楽しみですし、お客様に楽しんでもらえるようがんばりたいと思います。
宮崎香蓮コメント
稽古場の雰囲気もすごく良かったので、その雰囲気が舞台にも繋がっていたら良いなと思います。千秋楽まで突き抜けていきたいです。
久保田秀敏コメント
僕が演じる園山薫は、すごくケンカっ早いですけど、仲間思いのところがある真っ直ぐなキャラクターです。明治時代の生き様を観ていただきたいです。
木戸邑弥コメント
西洋菓子職人を目指す青年の役です。沙羅と長瀬とは幼なじみという設定です。好きなセリフが1つありまして、「時代についていけてないじゃないか」です。現代でも通じるのではないかなと思っています。今だからこそ明治のこの作品をやる意味があるのではないかなと思います。
染谷俊之コメント
福田は“若様組”のメンバーで、みんなのまとめ役です。僕自身はまとめ役とはあわないのですけれども(笑)、しっかりと座組全体で、力をあわせてがんばっていきたいと思います。
中村誠治郎コメント
アクション指導としても参加させていただきました。鬼教官の有馬将勝という役なのですが、稽古でアクションをつけているときに、厳しい声をかけてしまい、それがいい形で芝居にも出てきているのではないかなと思います。たまに僕のことを怖がっている目で見ている子たちがいます(笑)。
鎌苅健太コメント
僕は同じ巡査を目指そうとしている中で、“若様組”ではなく“薩摩組”のメンバーの玉井和馬を演じます。“若様組”と敵対する役なのですが、演じる役者とも10歳近く(歳が)違ったりもするので、稽古場から威圧的にいっています(笑)。主役の入江甚儀は熱い男で、皆がついていく主役です!
根本正勝コメント
とても理不尽な状況にさらされる“若様組”の面々に武道師範として好意を持って接する、中村友男役です。(「若様組まいる」は、)とてもエンターテイメント性に溢れていて、随所にコメディーの要素もあります。熱い思いを持った人たちの塊のような作品なので、お客様にもきっと届くものがあると思います。
「若様組まいる」
2016年8月7日(日)~14日(日)
東京都 天王洲 銀河劇場
原作:畠中恵
脚本・演出:岡本貴也
振付:二階堂瞳子
音楽:鎌田雅人
出演:
関連記事
入江甚儀のほかの記事
リンク
- 舞台「若様組まいる」オフィシャルサイト
- 若様組まいる公式ブログ
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
福岡諒祠/GEKKO代表 スチールカメラマン @FukuokaRyoji
8月14日まで天王洲銀河劇場にて。
リピータも増えているようなので気になっている方はお早めに!
そしてパンフも見てね。
「若様組まいる」で明治の若者がヲタ芸披露、入江甚儀が役との共通点明かす - ステージナタリー https://t.co/0rmJ4RtXEi