維新派の最終公演「アマハラ」、松本雄吉が上演を願った平城宮跡で

8

290

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 78 74
  • 138 シェア

維新派が10月14日から24日に上演する演目の、詳細が明らかになった。

維新派「アマハラ」ビジュアル

維新派「アマハラ」ビジュアル

大きなサイズで見る

タイトルは「アマハラ」。2010年上演「台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき」を再構成した作品だ。日本とアジアの国々をつなぐ“海の道“を辿った人々の姿が、史実を織り交ぜながら描かれる。上演会場は主宰・松本雄吉が20年以上前に知人から紹介され、「いつかここで維新派の公演をやりたい」と願ったという奈良・平城宮跡。松本は生前、「その場所の一点に立つだけで、その四方に展開する地理が歴史を呼び起こしてくれるところ、まさに身体に空間の広がりと時間の深遠を強く認識させる場所、それが平城宮跡だと思います」とコメントしていた。

維新派は上演にあたり劇場プランや演出、台本を改訂。2017年には海外公演も予定している。なおこのたび、本作が維新派の最終公演となることもあわせて発表された。

本公演は日本・中国・韓国の3カ国が文化プログラムを通して交流を深める国家プロジェクト「東アジア文化都市」の一環。奈良県内で開催されるイベント「古都祝奈良(ことほぐなら)-時空を超えたアートの祭典」に、SPAC、万葉オペラ・ラボとともにラインナップされている。

この記事の画像(全1件)

維新派「アマハラ」

2016年10月14日(金)~24日(月)
奈良県 平城宮跡

脚本・構成:松本雄吉
音楽・演奏:内橋和久
出演:森正吏、金子仁司、井上和也、福田雄一、うっぽ / 石本由美、平野舞、吉本博子、今井美帆、奈良郁 / 松本幸恵、石原菜々子、伊吹佑紀子、坂井遥香 / 松永理央、衣川茉李、平山ゆず子、室谷智子、山辻晴奈 / 下村唯大石英史松井壮大、風速純、久世直樹 / 瀬戸沙門、日下七海、阿山侑里、岩坪成美、飯島麻穂 / 佐竹真知子、五月女侑希、手代木花野、中田好美 / 増田咲紀、南愛美

全文を表示

読者の反応

  • 8

🐴🌾🍓下山浩一🌗コミュニティアート @kshimoyama

維新派の最終公演「アマハラ」、松本雄吉が上演を願った平城宮跡で - ステージナタリー https://t.co/VrUP37JaBs

コメントを読む(8件)

関連記事

維新派のほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 維新派 / 松井壮大 / 大石英史 / 日下七海 / 下村唯 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします