8月に東京と大阪で上演される「ブロードウェイミュージカル『シカゴ』宝塚歌劇OGバージョン」のアメリカ・ニューヨーク公演が、現地時間7月20日に開幕、7月24日に幕を閉じた。
「シカゴ」は、作曲をジョン・カンダー、作詞・脚本をフレッド・エッブ、脚本・振付をボブ・フォッシーが手がけた人気ブロードウェイミュージカル。これまでにトニー賞6部門、オリヴィエ賞2部門、グラミー賞を受賞し、映画化もされている。退廃的なムードが漂う1920年代のシカゴを舞台に、愛人殺しのロキシー・ハートとヴェルマ・ケリーが、悪徳弁護士のビリー・フリンと手を組んで、世間を手玉にとりスターダムへとのし上がろうとするさまを描いた物語だ。
宝塚歌劇OGバージョンは、1996年からブロードウェイでロングランを続けているリバイバル・プロダクションと同じ製作陣による舞台。彼らが手がけた2014年における日本公演は、女性キャストのみで演じられる世界初の「シカゴ」として評判を呼び、その成功を受けて今回のニューヨーク公演が実現した。今回の上演では、ビリー・フリン役を峰さを理、麻路さき、
上演中は出演者が登場するたびに大きな拍手が客席を包み、オーケストラの生演奏による間奏曲では、観客の手拍子が鳴りやまないひと幕も。さらにカーテンコールでは「ブラボー!」の掛け声とともに観客はスタンディングオベーションとなった。
本編後は、ニューヨーク公演でのみ行われる約20分のレビューショー「タカラヅカ・アンコール」を披露。「TAKARAZUKA ENCORE」と書かれた舞台装置が登場すると、今回の渡米メンバー全員が登場し、宝塚歌劇の名曲の数々を歌い上げた。
帰国したカンパニーは、8月10日から21日まで東京・東京国際フォーラム ホールCにて公演を行ったあと、8月25日から31日まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールへと巡演する。
「ブロードウェイミュージカル『シカゴ』宝塚歌劇OGバージョン」
2016年8月10日(水)~21日(日)
東京都 東京国際フォーラム ホールC
2016年8月25日(木)~31日(水)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
音楽・脚本・作詞:ジョン・カンダー&フレッド・エッブ
脚本・初演版演出・振付:ボブ・フォッシー
演出:ウォルター・ボビー
振付:アン・ラインキング
キャスト
ビリー・フリン:峰さを理、麻路さき、
ヴェルマ・ケリー:
ロキシー・ハート:朝海ひかる、
ママ・モートン:
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