9月30日に東京・赤坂ACTシアターにて幕を開ける「ミュージカル 『バイオハザード ~ヴォイス・オブ・ガイア~」の制作発表記者会見が、本日7月6日に都内で行われた。
本作は1996年にシリーズ1作目が発売され、2002年にハリウッドで実写映画化されるなど変わらぬ人気を誇るサバイバルホラーゲーム「バイオハザード」を、演出を手がける
会見には柚希のほか、脚本・演出を手がけるG2、作曲・音楽監督の
柚希はまず「バイオハザード」ファンの反応に言及。「今までチケットを頼まれることのなかった兄の友達の友達からお声がけいただくなど、いろんな方が興味を持ってくださっているのがわかってうれしくなりました」と顔をほころばせた。同時に「作品ファンの方にご満足いただきながら、オリジナルミュージカルのよさを出すという点にハードルの高さを感じています。ですが宝塚で原作ものに出演していたときも、作品を真似するだけではなくオリジナルのメッセージを届けたいと心がけておりましたので」と自身のキャリアを生かしながら作品に取り組む決意を語った。
ミュージカル化にあたって映画版を参考にしようとしたG2は、開始5分で鑑賞を断念したエピソードを披露。「夜に観たから怖かったのかも」と仮定した上で、朝から全シリーズを一気に観たと語った。そんな自身の経験から「ただ怖いだけの作品にはしたくないですね。音楽を通じて愛と希望を描き出せたら」と述べた。
そんなG2の世界観を実現すべく、音楽を託された渡辺(俊輔)は「舞台となるアドリア海の城塞都市という架空の町の風土を感じられるような楽曲を作っております。そこにゾンビが出てくる恐怖感、サスペンス感を足していこうかと」と構想を口にする。またG2の顔を見やりながら「ストレートなミュージカルナンバーも欲されているのではないかと」とバラエティに富んだ楽曲で舞台を彩ることを示唆した。
8月中旬から始まる稽古までに取り組んでおきたいことは、という記者の質問に、横田は「四十肩を治してから稽古に臨みたい」とひと言。武闘派という役どころとのギャップを持ち出し、会見場を和ませる。ゲームのプレイ経験もあり、映画シリーズのDVDもすべて持っているという渡辺大輔は「映画に出てくる医師役を観て参考にするかもしれませんし、逆に何も作り込まない状態で現場入りして、皆さんとのセッションとG2さんの演出で仕上げていくかもしれません」と役作りにあたっての選択肢を明かした。
平間は「サバイバルホラーの中にある人間ドラマを表現していきたいです。日常にゾンビが潜んでいる生活って、人としての生き方に関わってくることだと思うので考えながら演じていきたい」と作品理解を深めていく姿勢を見せる。海宝は「やったことのないゲームタイトルがあるので、そちらに取り組んでいければ」とそれぞれが役作りの手法を明らかにする中、吉野は「大佐の役だけど戦闘シーンがないので応援にまわりたいと思います」と述べ、報道陣の笑いを誘っていた。
柚希は稽古を前にゲームをプレイするも「どうしても最初のゾンビが倒せなくて。何度も挑戦するのですが噛まれて死んでしまう」と苦笑。舞台では果敢に戦う女性を演じるものの「役が務まるのか我ながら心配になるくらい、敵が来ると逃げたくなるんです。挑むという心情を、リサ・マーチンという女性を通じて学びたい」と誓っていた。
赤坂ACTシアターでの公演は10月12日まで。その後、11月11日から16日まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールへと巡演する。
「ミュージカル 『バイオハザード ~ヴォイス・オブ・ガイア~』」
2016年9月30日(金)~10月12日(水)
東京都 赤坂ACTシアター
2016年11月11日(金)~16日(水)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
原作:CAPCOM(ゲーム「BIOHAZARD」)
監修:小林裕幸(CAPCOM)
脚本・演出:
作曲・音楽監督:
キャスト
リサ・マーチン:
ベルナルド・チャベス:
ダン・ギブソン:
ロブロ:
ロベルト・レコ:
モーリス・グリーン:
ほか
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リンク
- 『ミュージカル バイオハザード ~ヴォイス・オブ・ガイア~』特設サイト 梅田芸術劇場
- ミュージカル バイオハザード - CAPCOM
- ミュージカル バイオハザード | 梅田芸術劇場
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