「ブロードウェイミュージカル『シカゴ』宝塚歌劇OGバージョン」の稽古場が、本日7月1日、報道陣に公開された。
公開稽古では、「シカゴ」本編より「Overture」「All That Jazz」「All I Care About」「We Both Reached For The Gun」「Roxie」「Razzle Dazzle」を披露。さらにニューヨーク公演のみで行われるレビューショー「タカラヅカ・アンコール」の一部がお披露目され、出演者たちが羽根を手に横に並び、「すみれの花咲く頃」を熱唱した。
その後行われた囲み取材には、峰さを理、麻路さき、
峰は「ゲイリーさんはすごく細かく演出してくれて、同じビリーでも3人3様のビリーをやらせてくださる。『それでいいんだよ』って。ロキシーもそうだし、ベルマも。『あなたのベルマはこれ。君にはこれが合ってる』って言ってくれるので、毎日がとても新鮮で楽しいです」と微笑む。
さらに「今回のアンサンブルの中には、私が宝塚を退団してから生まれた人もいるんですよ。でも同じ宝塚という土壌で育った魂は全員同じなんだなって、一緒に仕事をするとひしひしと感じます。何も言わなくても同じ空気感でひとつになれる。そしてその(土壌の)上に、自分たちが宝塚を辞めた後で経験した、色んなことが上乗せされるんだから、OG公演は魅力があるんだと思います」と今回の座組みへの思いを口にした。
記者から「タカラヅカ・アンコール」を披露しての感想を聞かれると、峰は「実は『すみれの花咲く頃』の前に、みんな黒燕尾服になります。みんなもうビシっとキメて、怪しいムードで踊りますから」とアピール。麻路は「宝塚のショーを、またこういう形でやれるとは思っていなかった」と出演の喜びを語る。続く姿月は、「メインの方は羽根を背負います。(ニューヨークでは)普通の『シカゴ』では見れないものが見れますね」とショーの内容の一部を明かした。
和央からは「羽根を背負ったら恥ずかしいやらうれしいやら、独特の感情が芽生えました。こんな機会はもう一生ないと思っていたのに。しかもニューヨークでなんて!でも元タカラジェンヌを、思いっきりエンジョイしたいと思います」と感想が。朝海は「羽根をやめてから、今回初めて背負わせていただいて(笑)。でもここがタカラヅカアンコールの一番の見どころだと思いますので、ぜひニューヨークまでいらしてください(笑)」とアピール。大和は「羽根を持たせていただいたら、それだけでもワクワクしてくる感じがあります。宝塚100年の歴史をニューヨークの方に『どうだー!』という感じで見せられたらと思います」と意気込んだ。
「ブロードウェイミュージカル『シカゴ』宝塚歌劇OGバージョン」は、2014年に宝塚歌劇100周年を祝して元トップスターたちによって上演された作品の再演。今年新たに横浜、東京、大阪、そして本場ニューヨークを巡る。
「ブロードウェイミュージカル『シカゴ』宝塚歌劇OGバージョン」
2016年7月9日(土)~14日(木)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場
2016年7月20日(水)~24日(日)
ニューヨーク デビット・H・コーク・シアター
2016年8月10日(水)~21日(日)
東京都 東京国際フォーラム
2016年8月25日(木)~31日(水)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
音楽・脚本・作詞:ジョン・カンダー&フレッド・エッブ
脚本・初演版演出・振付:ボブ・フォッシー
演出:ウォルター・ボビー、三木章雄(宝塚アンコール担当)
振付:アン・ラインキング
キャスト
ビリー・フリン:峰さを理、麻路さき、
ヴェルマ・ケリー:
ロキシー・ハート:朝海ひかる、
ママ・モートン:
ほか
関連記事
姿月あさとのほかの記事
リンク
- CHICAGO THE MUSICAL - ブロードウェイミュージカル CHICAGO <シカゴ> オフィシャルサイト
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
タカラヅカ歌劇ポータル │ 宝塚歌劇・宝塚OG情報を発信中 @zukazuka_info
宝塚OG版「シカゴ」、公開稽古で羽根を手に「もう一生ないと思っていた」 https://t.co/LkIuZiNJ1D