「もののふ白き虎」副音声付きで放送!安西、横浜、青木「一生の仲間ができた」

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「舞台『もののふ白き虎』テレ朝チャンネル オリジナル版」が、7月31日16:00からCSテレ朝チャンネル1にてオンエアされる。同作はテレビ初放送。

副音声の収録に臨む3人。左から安西慎太郎、青木玄徳、横浜流星。

副音声の収録に臨む3人。左から安西慎太郎、青木玄徳、横浜流星。

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幕末の激動の時代、飯盛山で壮絶な最期を遂げた白虎隊の少年たちによる戊辰戦争を描く「武士白虎 もののふ白き虎」。昨年9月に上演され、西田大輔が脚本と演出を務めた。テレ朝チャンネル1では、本編を飯沼貞吉役の安西慎太郎、伊東悌次郎役の横浜流星、斎藤一役の青木玄徳による副音声付きで放送する。副音声の収録に臨むにあたり、横浜はまず「激しい中でも美しい殺陣が一番の見どころ。少年たちが死を隣り合わせにしながらも日常を楽しむ姿、もがきながら武士として貫く生き様に、観たお客様は心を動かされると思います」と作品の見どころを語る。

左から横浜流星、安西慎太郎、青木玄徳。

左から横浜流星、安西慎太郎、青木玄徳。[拡大]

白虎隊唯一の生き残りである貞吉を演じ、語り部の役割を担った安西は「端から見たら一番弱々しい男の子なんですけど、そういう貞吉がいるから白虎隊がまとまるというキャラクター」と自身の役どころについてコメント。若手俳優が集った稽古場の雰囲気については、「毎日いい意味で部活というか。刺激的で、尊敬できる部分が大きいメンバーが集まっていて、だからこそ負けたくない気持ちが滲み出る座組で、作品を底上げできたのではと思います」と語り、これに横浜も「稽古が終わった後、ほぼ毎日と言っていいくらいご飯に行ってましたね。一生付き合っていける仲間に出会えた。忘れられない宝物のような作品になりました」と口を揃えていた。

迫力ある殺陣のシーンについて、青木は「1人何十手と数が多くて、しかも覚える時間があまりないハードな現場だったんですが、皆さん、持ち前の運動神経で白虎隊に通ずるスピードで覚えるのが早くてですね。僕はちょっと年上だったんで、ヤバいなと(笑)。多少殺陣の練習をして行ったんですが、現場に入ってから『斎藤一は左利き』と西田さんから急に言われて苦労しました」と苦笑しながら回想。一方、極真空手初段を持ち、世界一に輝いたこともある横浜だが、殺陣は今作が初挑戦。「流れるように美しく、無駄な動きがないようにスピードを意識してました。一番強い役だったので、これじゃ納得させられないよって焦って。動画を撮って家帰って見て、ずっと研究してましたね」と当時の努力を語った。

「自分の役以外で演じてみたかったキャラクターは」と尋ねられると、安西は「斎藤一」と即答。「ツネさんが演じた斎藤がすごく魅力的だったから、自分だったらどう演じるかな、っていうことをすごく考えていました。一緒にいるシーンが多かったんですが、お芝居が好きなんだっていうのがこんなに滲み出てくる役者さんってなかなかいない。自分もこういうふうになりたいって思わせてくれた」と青木へのリスペクトを語った。横浜は「(荒木宏文演じる)土方です。男の理想像。こんなふうに背中で語るような男になりたい」、青木は「儀三郎ですね。自分の感覚、人生観をぶつけやすいキャラ。和田(琢磨)さんがいい芝居をしていたから、やってみたいと思いました」とそれぞれに思い入れを述べる。

「武士白虎 もののふ白き虎 ‐幕末、「誠」に憧れ、白虎と呼ばれた若者達‐」ビジュアル

「武士白虎 もののふ白き虎 ‐幕末、「誠」に憧れ、白虎と呼ばれた若者達‐」ビジュアル[拡大]

「上演された時期、自分自身がネガティブで、谷底にいた」と明かしたのは青木。しかしこの作品以後は上り調子が続き、「出る作品が面白いって言われる確率が上がったんです。ミュージカル『リボンの騎士』とか、(主演を務めたVシネマ)『鎧武外伝 仮面ライダーデューク/仮面ライダーナックル』がオリコンチャートで1位をとったりとか。なので『もののふ』は役者人生としての分岐点的な作品。この作品に救ってもらった」という。9月には青木が主演を務める「もののふ白き虎」の続編、「瞑るおおかみ黒き鴨」が幕を開ける。斎藤一を再度演じるにあたり、青木は「救ってもらったキャラクターということもあり、感謝の気持ちを込めて、やれることは全部やって、舞台上にぶつけられるようにという気持ちでいます。CSテレ朝チャンネルで(前作を)ひと予習してから、第2弾を観に来てもいいんじゃないでしょうか」と意気込んだ。

副音声の収録に臨んだ3人は、画面に映し出されるシーンを食い入るように見つめながら「ここの説明ゼリフすごいね」とお互いを称えたり、日替わりの演技などの裏話を明かしたりしながら、終始和気あいあいとしたムード。安西は「僕たちが見どころをエスコートするので、楽しんでいただけたら」、横浜は「3人での副音声、僕たちの仲の良さにも注目してほしい」とメッセージを送っていた。

なお番組では、視聴者を対象としたプレゼントキャンペーンを実施。安西、横浜、青木の直筆サインが入った撮り下ろし写真が当たる。放送中に発表されるキーワードをメモして応募しよう。

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CSテレ朝チャンネル1「舞台『もののふ白き虎』テレ朝チャンネル オリジナル版」

2016年7月31日(日)16:00~19:00

もののふシリーズ「瞑るおおかみ黒き鴨」

2016年9月1日(木)~11日(日)
東京都 天王洲 銀河劇場

2016年9月19日(月・祝)・20日(火)
大阪府 森ノ宮ピロティホール

2016年9月22日(木・祝) 
福岡県 北九州芸術劇場 大ホール

脚本・演出:西田大輔

キャスト

斎藤一:青木玄徳

佐川官兵衛:鈴木勝吾
山川浩:早乙女友貴
村田新八:斉藤秀翼
大山巌:佐伯大地
別府晋介:伊崎龍次郎

山縣有朋:内海光司

島田魁:林田航平
さき(捨松):山谷花純
松平容保:村田洋二郎
西郷隆盛:長友光弘

中村半次郎:松田凌

土方歳三:荒木宏文

大久保利通:大澄賢也
ほか

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(c)舞台「もののふシリーズ」製作委員会

読者の反応

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きんぴら @kinpira

@fullahead__12 10月の薄桜鬼忘れずに録画します!

あー、もののふ〜のシリーズはテレ朝チャンネルなんですね

そういえば第二弾もテレ朝チャンネルで見ました。そうか青木さん…

https://t.co/Lc1e1LlbuZ

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