重力/Note、コラージュ手法でチェーホフ「かもめ」を再構成

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重力/Noteが、7月14日から18日まで、東京・テルプシコールにて「かもめ」を上演する。

重力/Note「かもめ」チラシ表

重力/Note「かもめ」チラシ表

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これまで新聞記事、小説、詩、エッセイ、対談など多様なテキストをコラージュして演劇を作り出してきた重力/Note主宰の鹿島将介は、今回もその手法を用いて作劇。ロシアの作家アントン・チェーホフによる戯曲「かもめ」に、同じくチェーホフの旅行記録「サハリン島」から読み取った実証的な人間分析などを散りばめ、「かもめ」の劇中劇に書かれている“20万年後の世界”がどのように到来しうるかを表現するという。

なお上演に際して、重力/Noteは以下のように語っている。

重力/Noteコメント

チェーホフは19世紀末のロシア人の姿を数多く描く一方で、流刑地サハリン島での調査を経て、近代化の陰に潜む制度的な野蛮や暴力にいち早く気づいた作家です。メロドラマとして定評のある「かもめ」の背後にも、冷徹な社会分析のもと「自立した女性たちが如何にして近代社会の歪みに陥るか」が描かれています。本企画では著書「サハリン島」から読み取った実証的な人間分析や世界観を元に、劇中劇に書かれている“20万年後の世界”がどのように到来しうるかを上演します。親になれない女たちの傍らで疎外され、虐げられた子供たちの「かもめ」が導く未来とは何か。「かもめ」に潜む暴力の連鎖と女性性の現在地を浮き彫りにします。

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重力/Note「かもめ」

2016年7月14日(木)~18日(月・祝)
東京都 テルプシコール

原作:アントン・チェーホフ「かもめ」 ほか
翻訳:神西清
構成・演出:鹿島将介
出演:稲垣干城、上埜すみれ、瀧腰教寛、豊田勇輝、平井光子、邸木夕佳、山崎敬史

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