これまで新聞記事、小説、詩、エッセイ、対談など多様なテキストをコラージュして演劇を作り出してきた重力/Note主宰の
なお上演に際して、重力/Noteは以下のように語っている。
重力/Noteコメント
チェーホフは19世紀末のロシア人の姿を数多く描く一方で、流刑地サハリン島での調査を経て、近代化の陰に潜む制度的な野蛮や暴力にいち早く気づいた作家です。メロドラマとして定評のある「かもめ」の背後にも、冷徹な社会分析のもと「自立した女性たちが如何にして近代社会の歪みに陥るか」が描かれています。本企画では著書「サハリン島」から読み取った実証的な人間分析や世界観を元に、劇中劇に書かれている“20万年後の世界”がどのように到来しうるかを上演します。親になれない女たちの傍らで疎外され、虐げられた子供たちの「かもめ」が導く未来とは何か。「かもめ」に潜む暴力の連鎖と女性性の現在地を浮き彫りにします。
重力/Note「かもめ」
2016年7月14日(木)~18日(月・祝)
東京都 テルプシコール
原作:
翻訳:神西清
構成・演出:
出演:稲垣干城、
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- 重力/Note – 公演情報と活動の記録
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重力/Note、コラージュ手法でチェーホフ「かもめ」を再構成 https://t.co/6v2KQ88SPk https://t.co/358hxQJsBg