「ダンガンロンパ」本郷奏多、神田沙也加ら熱演「ファンとして最後まで」
2016年6月16日 0:34
3 ステージナタリー編集部
「ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~2016」が、明日6月16日に東京・Zeppブルーシアター六本木にて開幕する。本日6月15日には、囲み取材と公開ゲネプロが行われた。
2014年上演版から引き続き主人公・苗木誠を演じる本郷奏多は、「再演って言われることも多いのですが、キャストも変わってますし、何より演出が田尾下哲さんに変わっているので、見せ方から何からかなり変わったかなと思います」とコメント。具体的な演出の変更箇所については、「アニメファンも、前回見た人も、ダンガンロンパ好きなら必ず唸ってしまうような、最後大きく変わっているところが1カ所あって……」とニヤリ。「楽しみにしていただけたらいいなと思います。あと裁判台の作りも結構変わっているので、出演者の身のこなしがスマートになっているのでは」と解説し、「前回見ていただいたお客様にも楽しんでいただけると思いますし、より良くなっているのでぜひ観ていただきたいです。33公演をみんなで一生懸命がんばります」と意気込んだ。
本郷と同じく、前作からの続投となる岡本玲は、「自分が演じる霧切響子役は、キャラクターが3時間の上演時間の中で変化していく役なので、“超高校級の???”の“???”の部分が覚醒していくシーンなど、演出の田尾下さんと綿密に時間をかけて作ってきました。だから『再演なので私余裕よ』なんて言ってられない(笑)」と、役へのアプローチをイチから作り直したことを明かす。
中村優一は、自身が演じる超高校級の御曹司・十神白夜について「僕のキャラクターは、ドSな俺様キャラということで普段の自分とは真逆。そこを演じ切れたら」とコメント。「あと座長の本郷くんの『ダンガンロンパ』に対する愛がすごく強いので。それについていこうと思います」と微笑んだ。
超高校級の文学少女・腐川冬子を演じる七木奏音は「わたしにはもったいない役をいただけて、決まってからドキドキの毎日でした。これからワクワクの毎日が始まります。精一杯ダンガンロンパの魅力を損なわないよう演じさせていただきます」と挨拶。松風雅也は超高校級の占い師・葉隠康比呂役。「大人気の初演を受けての再演なので、プレッシャーもありますが、このメンバーで初演を必ず超えていこうと思っています」とガッツを見せた。
超高校級の格闘家・大神さくらを演じる南海キャンディーズの山崎静代は「この格好(セーラー服)で格闘をするのでパンツ……いやパンティーが見えるので、それが何回見えるか」と自分なりの見どころを解説。「今見せましょうか?」とスカートをめくる山崎を共演者たちが制止し、記者たちの笑いを誘う。さらに「私の舞台経験は、南海キャンディーズでの漫才の舞台から始まっているので、山ちゃんを殴ってきたことを活かしてがんばりたい」と抱負を述べ、さらに場内を沸かせた。
神田沙也加は、超高校級のギャル・江ノ島盾子を「自分史上最難最強の役」と語る。原作のゲーム「ダンガンロンパ」について「本当にただのファンですね。奏多くんも言ってましたけど、ゲームからやりこんで、新作を心待ちにして、アニメに興奮して、グッズをいっぱい買って、ガチャガチャして……。今日も(ガチャガチャが会場に)あるので気になってるんですけど(笑)」と熱い思いを口にする。「ガチなファンで、江ノ島盾子というキャラクターがファンとしても好きだったので、自分がその存在になれるというのは、シンデレラストーリーをいただいた気持ち」と喜びを語り、「だからこそ、責任をもってやらなきゃいけないという思いは、共演者と一緒で人一倍強い。ファンとして最後までやり続けていきたい」と意気込んだ。
その後公開されたゲネプロでは、出演者たちが物語の舞台「希望ヶ峰学園」に集められた高校生たちを熱演。学園長を自称するモノクマから言い渡された卒業の条件、“仲間同士の殺し合い”に翻弄されながら、傷つけ合い、助け合っていく。果たして最後の学級裁判に参加するのは誰なのか、本当の黒幕は誰なのか。その結末は劇場で確かめよう。
「ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~2016」は、6月26日まで同会場にて上演後、7月1日・2日に愛知・東海市芸術劇場(ユウナル東海)へと巡演、以降7月7日から10日まで大阪・サンケイホールブリーゼ、7月14日から16日まで神奈川・関内ホールにて上演される。
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さつき @feliachica
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