歴史的な文脈を踏まえつつ、歌舞伎演目の現在性について探究している木ノ下歌舞伎。2006年の旗揚げ以来、さまざまな演出家を招いて作品を発表しているが、今回演出を手がけるのはKUNIOの
「勧進帳」は、兄の頼朝に追われて奥州平泉に向かう源義経が、家臣の武蔵坊弁慶の智勇によって危難を逃れる物語。杉原は、弁慶の義経への“忠義”が描かれたお馴染みの物語が、一方では頼朝への“反忠義”の話であると捉え、この境を行き来するのが木ノ下歌舞伎の「勧進帳」だとした。さらにこの境にこだわって作品を再構築。歌舞伎言葉と口語を交えた台詞に、現代人が着るような洋服を身に着けた演者を登場させるなど、初演は新たな演出をふんだんに盛り込み上演された。
信州・まつもと大歌舞伎 関連事業 木ノ下歌舞伎「勧進帳」
2016年7月14日(木)~16日(土)
長野県 まつもと市民芸術館 小ホール
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演出・美術:
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- 信州・まつもと大歌舞伎関連事業 木ノ下歌舞伎『勧進帳』 | まつもと市民芸術館
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