石渡真修ら歌い戦うミュージカル「魔界王子」幕開け、「皆さんを魔界へお迎え」

ミュージカル「魔界王子 devils and realist」が、昨日6月1日、東京・全労済ホール／スペース・ゼロにて開幕した。

「魔界王子 devils and realist」は、高殿円、雪広うたこによるマンガが原作。類まれなる頭脳の持ち主であるウイリアムが、意図せず悪魔ダンタリオンを呼び出してしまったことから始まる学園悪魔ファンタジーだ。

ミュージカルではウイリアム役を石渡真修、ダンタリオン役を鮎川太陽が担当。ケヴィン役は法月康平、アイザック役は小西成弥、クロスビー牧師役は松本祐一、シトリー役は河原田巧也、ジル・ド・レイ役は碕理人、カミオ役は米原幸佑、バアルベリト役は遠藤誠、バフォメット役はKENが演じている。

さまざまなジャンルの楽曲が盛り込まれており、出演者たちはそれぞれのキャラクターの心情をときに切なく、ときにコミカルに歌い上げる。演出の元吉庸泰はアナログにこだわって魔界や戦いを表現。クロッサンブルと呼ばれるアンサンブルの、クロスを使った大胆な演出も見どころのひとつだ。

ゲネプロ前に行われたフォトセッションでは、石渡が「本当に楽しめる作品になっていると思うので、何回も観てもらえるような作品になれるように、キャスト全員、スタッフ全員、千秋楽まで上を目指してがんばりたい」とコメント。法月は「たくさん2.5次元作品がある中で、“Theミュージカル”と呼んでいいほど、ミュージカルらしい作品になっております」と強調した。

また河原田は「ステージセットが客席のほうに出ておりまして、“魔界へようこそ”というよりも、僕たちが皆さんを魔界へお迎えする作品だと思う。立体感を出して包み込むような感じでお届けしたい」と舞台の構造を紹介。碕は「歌とダンスや殺陣もいっぱいありますけど、注目して観てほしいのはカミオとの絡みですね。原作ではあまり絡みがないのでオリジナルです」と、注目ポイントを述べていた。

公演は6月5日まで上演。本日6月2日14:00、19:00の公演は、ニコニコ生放送にて配信される。チケット販売は6月30日で終了し、タイムシフト視聴が可能なのは7月31日まで。10月26日には公演のDVDとCDも発売される予定だ。