本日5月2日に「團菊祭五月大歌舞伎」が東京・歌舞伎座にて開幕。
割れんばかりの拍手の中、菊之助に手を引かれて登場した和史。なんと花道の半ばで転んでしまい、そのまま菊之助に抱きかかえられ登場した。眠さと恥ずかしさからか終始手の甲で両目を押さえた和史。その愛らしさに客席からはため息がもれた。そして
菊五郎は「播磨屋さん(吉右衛門)と私の孫でございます、和史の初お目見えを……」と言い、目を押さえたままの和史に目をやると、「ふー」とひと息。会場は笑いに包まれた。「幼き者ではございますが、何卒今後とも末永いご贔屓のほど、ひとえにお願い申し上げまする」と挨拶をすると、吉右衛門も「和史はまだご覧のとおり、海の物とも山の物ともわかりませんが、どうか皆さまの温かきご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます」と続け、会場には温かい掛け声が飛び交った。
最後に菊之助が「(和史)は、この通りご挨拶にはまだ少し足りませんが、ゆくゆくは一廉の役者となりますよう、皆さまのご贔屓お引き立てのほど、ひとえにお願い申し上げまする」と述べ、
「團菊祭五月大歌舞伎」
2016年5月2日(月)~26日(木)
東京都 歌舞伎座
昼の部:「鵺退治」「寺子屋」「十六夜清心」「楼門五三桐」
夜の部:「勢獅子音羽花籠」「三人吉三巴白浪」「時今也桔梗旗揚」「男女道成寺」
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