演劇「ハイキュー!!」東京で開幕!ウォーリー木下「ライブ感覚で観に来て」

1

4953

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 1844 3100
  • 9 シェア

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色”」の東京公演が、本日4月25日にAiiA 2.5 Theater Tokyoにて開幕した。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色”」囲み取材より、烏野高校バレー部のキャスト陣。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色”」囲み取材より、烏野高校バレー部のキャスト陣。

大きなサイズで見る(全16件)

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色”」公開ゲネプロの様子。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色”」公開ゲネプロの様子。[拡大]

本作は昨年11月から上演された「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」の再演。4月8日より大阪・シアターBRAVA!にて幕を開け、このほど東京公演がスタートした。古舘春一のバレーボールマンガ「ハイキュー!!」を原作とし、演出はsundayのウォーリー木下、脚本は劇団「柿喰う客」の中屋敷法仁が初演に引き続き担当。再演からの新キャストには澤村大地役に秋沢健太朗、岩泉一役に小波津亜廉、矢巾秀役に山際海斗、松川一静役に白柏寿大を迎えている。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色”」公開ゲネプロの様子。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色”」公開ゲネプロの様子。[拡大]

斜めに設置された床やバックスクリーンに投影される映像、時にはマンガのようにセリフやモノローグなどが映し出される演出も健在で、さらに迫力たっぷりの試合を展開。試合シーンでは躍動感ある音楽や振り付けを交え、バレーの試合を表現していく。またライブカメラを導入するなどの追加演出も。物語は、日向と影山が烏野高校バレー部に入部し、青葉城西との練習試合や、リベロの西谷とエースの東峰が部活に戻ってくるまでのエピソードなど、原作の3巻までにあたる部分が描かれた。

公開ゲネプロ後には、ウォーリー木下をはじめ、日向翔陽役の須賀健太、影山飛雄役の木村達成、月島蛍役の小坂涼太郎、山口忠役の三浦海里、田中龍之介役の塩田康平、西谷夕役の橋本祥平、縁下力役の川原一馬、澤村大地役の秋沢健太朗、菅原孝支役の猪野広樹、東峰旭役の冨森ジャスティンといった烏野高校バレー部の面々への囲み取材も行われた。須賀は「『ハイキュー!!』の世界を演じていて、グッとくる場面だったり、僕たちの“流れ”みたいなものがあるので、気持ちを作れば体が勝手に動いてくれると、大阪公演では改めて感じていました」と、これまでの12公演を振り返り「さらにキャラクターを掘り下げて演じていければ」と東京公演への意気込みを見せる。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色”」公開ゲネプロの様子。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色”」公開ゲネプロの様子。[拡大]

また木村も「再演は初演に比べて、より深く、個々のドラマ性が表現されている舞台」と、初演との違いについて言及。田中役の塩田は「月島との関係性が初演とはまた違っている。とことん深めて演じているので注目してほしい」と語ると、月島役の小坂も「僕も田中との関係性を見てほしい」と同意。すると塩田からは「(田中)センパイ、な?」と厳しいツッコミが飛び、「田中“センパイ”との関係性を見てほしいです(笑)」と改める場面も。

烏野では唯一、再演からの参加となる秋沢も「澤村大地と烏野メンバーの関係性も、前回と全く違います」と、注目ポイントを挙げた。また縁下役の川原は「原作の縁下とは違い、演劇『ハイキュー!!』ではこの作品のバランスを取るというポジションなので、その役割を全うしたい」と自身の役柄について触れ、山口役の三浦は「前回よりもチームワークが深まっている。その一体感を生で感じていただけると思います」と、初演と再演大阪公演を経て深まってきた絆を語った。そしてウォーリー木下も「とにかく演劇としてドラマがしっかりあるので、そこを一番観てほしい」と役者陣のコメントに頷く。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色”」のビジュアル。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色”」のビジュアル。[拡大]

東峰役の冨森は「部活のように、みんなでディスカッションしながら作ってきた作品。最新技術と役者の力が合わさって、とてもいいものになっていると思う」とコメント。それを受け、演出を手がけるウォーリー木下は「演劇は総合芸術。スタッフ、音、光、映像、そして役者、全部がひとつになって新しいものが作れたんじゃないかと思う。しかもそれをみんながライブでやっています」と作品への自信を伺わせ、「演劇ってどうしても垣根が高いですけど、ハードルを上げずに、音楽のライブにいくような感じでぜひ観に来ていただければと思います」と呼びかけた。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色”」は5月8日まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演。大千秋楽公演は全国93の映画館でライブビューイングが行われる。またオリジナルサウンドトラックが5月9日にリリース。9月14日には公演の舞台裏に迫るDVD「ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」 Documentary of "頂の景色"」が発売される。

※動画は現在非公開です。

この記事の画像(全16件)

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色”」

2016年4月25日(月)~5月8日(日)
東京都 AiiA 2.5 Theater Tokyo

原作:古舘春一「ハイキュー!!」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載中)
脚本:中屋敷法仁
演出:ウォーリー木下

キャスト

烏野高校
日向翔陽:須賀健太
影山飛雄:木村達成
月島蛍:小坂涼太郎
山口忠:三浦海里
田中龍之介:塩田康平
西谷夕:橋本祥平
縁下力:川原一馬
澤村大地:秋沢健太朗
菅原孝支:猪野広樹
東峰旭:冨森ジャスティン

青葉城西高校
及川徹:遊馬晃祐
岩泉一:小波津亜廉
金田一勇太郎:坂本康太
国見英:有澤樟太郎
矢巾秀:山際海斗
渡親治:齋藤健心
花巻貴大:金井成大
松川一静:白柏寿大

烏野高校 顧問・コーチ
武田一鉄:内田滋
烏養繋心:林剛史

烏野高校 OB
嶋田誠:山口賢人
滝ノ上祐輔:坂口慎之介

全文を表示
(c)古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会

読者の反応

  • 1

ステージナタリー @stage_natalie

演劇「ハイキュー!!」東京で開幕!ウォーリー木下「ライブ感覚で観に来て」 https://t.co/SjUqWaW5z5 https://t.co/OqlvjM8txe

コメントを読む(1件)

関連記事

ウォーリー木下のほかの記事

関連商品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 ウォーリー木下 / 中屋敷法仁 / 須賀健太 / 木村達成 / 小坂涼太郎 / 塩田康平 / 橋本祥平 / 川原一馬 / 冨森ジャスティン / 内田滋 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします