2009年の初演時に、第15回劇作家協会新人戯曲賞を受賞した本作。今回は3年ぶり4度目の上演となる。物語の舞台は、とある食肉加工センター。牛の延髄の紛失騒ぎをきっかけに起きる、加工センター職人2人と取引先新入社員の白熱した議論を描く。
iakuは大阪府吹田市を拠点に活動する、劇作家・
上演にあたり、横山拓也からステージナタリーに寄せられたコメントは以下の通り。
横山拓也コメント
たとえば高速道路を走行中、生きた牛が乗っているトラックを見かけて「牛だ!」と興奮したことないですか。
あの牛は、屠畜場に向かっていると思われます。そして、屠室(としつ)というところで数人の職人がベルトコンベアー式に、それは、自動車工場における車の組み立てと逆の手順で、部品を取り出すように解体されるのです。
この「解体されるのです」という表現。なぜ僕は牛側に立って語ったのだろう。人側に立って「解体するのです」で良いのに。
こんにちは、大阪を中心に活動しているiakuという演劇ユニット主宰、劇作家の横山拓也です。
今回の「エダニク」は、舞台上で繰り広げられる議論をニヤニヤと見ているうちに、いつのまにか自分も議論に参加しているような感覚に陥る演劇作品です。どうぞご期待ください。
iaku「エダニク」
2016年6月3日(金)~12日(日)
東京都 三鷹市芸術文化センター 星のホール
2016年7月2日(土)
愛知県 パティオ池鯉鮒(知立市文化会館)花しょうぶホール
作:
演出:上田一軒
出演:
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- 【大阪・劇団・演劇】iaku(いあく)| 劇作家・横山拓也「エダニク」「人の気も知らないで」「walk in closet」
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「iakuは(中略)セクシャルマイノリティや美容整形などのシリアスな題材を、小気味良い関西弁口語のセリフで描く手法が特徴だ。」
iaku「エダニク」が4度目の上演、横山拓也「いつのまにか自分も議論に」|ステージナタリー https://t.co/LurAOyoIIW