本作は、繁華街の古い喫茶店を舞台にしたワンシチュエーションの会話劇。ネズミ講、風俗嬢、宗教の勧誘からデート商法まで、雨宿りに訪れたあらゆる業態のキャッチが、目の前にいる客に“何か”を信じ込ませようと必死になっている。店の常連でもあるキャッチたちは、仕事の愚痴を漏らしながら、やがて“新しい宗教”を創造することを思いつく。その様子を横軸に、彼らを見つめる足の悪い女店主とその女友達の関係性を縦軸にして描かれるブラックコメディだ。
本作の上演にあたって、出演者オーディションが実施される。応募締め切りは、郵送の場合、5月10日必着。メールは同日23:59まで受け付けている。詳細は劇団の公式サイトにて確認を。
主宰の高羽彩は、2013年に
高羽彩コメント
社会の様相がめまぐるしく変化する「今」なにを描くべきか、というのは創作者であれば誰もが乗り越えなければならない課題だと思います。とはいえ、実はそれって特別なことじゃなく、結局は「変化」のなかにいかに「普遍」を見いだすかという、古来より誰もがやってきたことを、今も変わらずに続けていく、それだけのことだなぁと。「今」にひるむな、と。そんなことを考えながら作っている作品です。なので今日見ても、明日見ても、1年後に見ても、ちゃんと笑えてちゃんとえぐる、そんな面白い作品になると思います。
※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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ステージナタリーさんが、【タカハ劇団次回公演『嘘より、甘い』】の記事を掲載してくださいました!主宰高羽のコメントも読めるようです。ナタリーさん、ありがとうございます!
タカハ劇団、新作は「新しい宗教」を作る街頭キャッチたちの群像劇 https://t.co/6zEpdfkN7q