三鷹市芸術文化センター 星のホールで行われる毎年恒例のイベント、太宰治作品の朗読会「太宰を聴く 太宰治朗読会」に、今年は
朗読作品は、誰もが知る昔話を太宰独自の視点で解釈し直した晩年の作「お伽草紙」から選出。頬のこぶを愛でる老人の姿を描いた「瘤取り」、16歳の美少女をウサギに、37歳の醜男をタヌキになぞらえ、恋愛の悲哀をつづった「カチカチ山」の2作を朗読する。
映画や舞台で俳優として幅広く活動するかたわら、近年は後進の指導にも力を入れている西岡。主宰する「ドラマスクール レッドホースヒルズ」では、朗読を必須科目に取り入れている。西岡は「今回久しぶりに『お伽草紙』を読み返してみて、さらにもう一段、太宰治が好きになりました」と語った。
本イベントは、太宰の遺体が発見された6月19日の桜桃忌に合わせて毎年行われており、今年で16回目。会場の三鷹市芸術文化センター 星のホールが太宰の眠る禅林寺の近くにあることから企画され、太宰ファンも多く訪れる。これまでに國村隼、伊原剛志、伊武雅刀、杉本哲太、平田満らが出演してきた。
西岡徳馬コメント
私は四年程前からドラマスクールを開いています。おこがましくも、これから俳優になりたい人、もっと演技を学びたい人達の為にです。その授業の中で最も難しく、又最も力のつくのが朗読です。朗読の表現にはあらゆる演技が含まれると私は考えます。だから我がドラマスクールでは必須科目にしております。さて今回の朗読、如何相成りますやら。ただ、一つだけ確かなことは、今回久しぶりに「お伽草紙」を読み返してみて、さらにもう一段、太宰治が好きになりました。
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- 第16回 太宰を聴く 太宰治作品朗読会
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「一つだけ確かなことは、今回久しぶりに「お伽草紙」を読み返してみて、さらにもう一段、太宰治が好きになりました。」本文コメント記事より。楽しみですね!~西岡徳馬、太宰の晩年作「お伽草紙」2作の朗読に臨む - ステージナタリー https://t.co/ZknuyYPkZL