「ハイキュー!!」再演はライブカメラも導入、ウォーリー木下「より強い演劇に」

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「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色”」が、本日4月8日に大阪・シアターBRAVA!にて開幕した。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色”」公開ゲネプロの様子。

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「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色”」公開ゲネプロの様子。

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本作は昨年11月から上演された「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」の再演。古舘春一のバレーボールマンガ「ハイキュー!!」を原作とし、演出はsundayのウォーリー木下、脚本は劇団「柿喰う客」の中屋敷法仁が初演に引き続き手がけている。斜めに設置された床やバックスクリーンに投影される映像、時にはマンガのようにセリフやモノローグなどが映し出される演出も健在で、さらに迫力たっぷりの試合が展開される。

初日の本日は公開ゲネプロ後に、ウォーリー木下、日向翔陽役の須賀健太、影山飛雄役の木村達成、及川徹役の遊馬晃祐、そして新キャストとなる岩泉一役の小波津亜廉への囲み取材も行われた。主人公・日向役の須賀は「再演という形にはなってますが、初演と変わらずの熱量を持って全力でやるしかない。ネタバレになるので詳しくは言えませんが、“ハイパープロジェクション”が進化している部分があるので、それに負けないように、お芝居の熱を上げたい」と意気込む。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色”」公開ゲネプロの様子。

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木村は「再演ですけど、僕たちは新作という気持ちでやってます。初演より個々のドラマ性がくっきり描かれている。そこに重点を置いて作ったので、お客様にも刺激になると思います」と語り、具体的に影山の演技を掘り下げたことを説明。「『王様』ということに対して、どれだけダークな気持ちを見せるかを、1幕を通して重点的にやっています。僕が変わることで、そこに関わる菅原や田中、日向も影響されて、烏野全体の動きも変わってくるし、特に後半の町内会戦でも、気持ちはどんどん変化する。ゴールをみんなが明確に持ったことによって、各々が変わったというドラマ性があります」と初演からの変化を説明した。

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続いてウォーリーの番になると、すかさず木村が「僕ですよね!見どころは」とおどけてみせ、笑いを誘う。笑いながらもウォーリーは「初演でやりきった感があったので、再演、どうしようかなと思ったけど、メンバーと話して。原作をもう1回読み直して、演劇で再演するときと同じで『この役柄がどういうふうにこのシーンに立ってるのか』をみんなで考えて作り直しました。より強い演劇になってるんじゃないかなと、観ていて豊かだと思います」と、再演の創作プロセスを明かした。

チーム烏野では、主将の澤村大地役を新たに秋沢健太朗が演じている。ウォーリーは「優しいキャプテン。周りを見て、あまり自分は出しゃばらない人を演じてくれている。(田中啓太が演じていた)前回は強い、どっしりと土台のようになっていたんですが、今回はお母さんというポジションでやっているので、そうなることで戯曲の読み解き方も変わってきますね。演劇は答えがあるわけじゃないので、今回はそれをひとつの答えとしてやってみるという感じです」と、新たなキャストがもたらす影響を語っていた。そして映像についても変化したポイントが。ウォーリーは「生カメラを入れました。前回は撮影済みの表情をタイミングに合わせて出してたんですが、舞台上に何台か設置して、ライブカメラって感じで使っています。プロジェクションマッピングの新しいトライとしてやってみました」と説明していた。初演からの変化にぜひ注目したい。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色”」公開ゲネプロの様子。

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一方ライバル校の青葉城西を率いる遊馬は、「3人キャストが変わったので、青城はまったく違うチーム、初演よりすごい強いチームになっています。原作では烏野に負けますけど、熱量では勝ってる。強豪として強いチームを作ってきました」と自信を見せた。「既存のキャストがすごく温かく迎えてくれた。負けない熱量を持って、頂の景色を見たいです」と意気込んでいたのは、初出演の小波津。遊馬が「今回は僕だけでなく、新しい大地さん(役の秋沢健太朗)も、岩ちゃん(小波津)もバレーボール経験者なんです。今回は岩ちゃんも一緒になってフォームを教えあったりして、強豪感も出てきたかなと思います」とうれしそうに語るが、須賀と木村は、小波津が経験者だということは初耳だった様子。木村は「えっ、俺『もっとこうしたほうがいいよ』とかフォーム教えてたのに!超恥ずかしいんだけど!」と嘆いていた。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色”」は4月17日までシアターBRAVA!、4月25日から5月8日まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演される。

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「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色”」

2016年4月8日(金)~17日(日)
大阪府 シアターBRAVA!

2016年4月25日(月)~5月8日(日)
東京都 AiiA 2.5 Theater Tokyo

原作:古舘春一「ハイキュー!!」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載中)
脚本:中屋敷法仁
演出:ウォーリー木下

キャスト

烏野高校

日向翔陽:須賀健太
影山飛雄:木村達成
月島蛍:小坂涼太郎
山口忠:三浦海里
田中龍之介:塩田康平
西谷夕:橋本祥平
縁下力:川原一馬
澤村大地:秋沢健太朗
菅原孝支:猪野広樹
東峰旭:冨森ジャスティン

青葉城西高校

及川徹:遊馬晃祐
岩泉一:小波津亜廉
金田一勇太郎:坂本康太
国見英:有澤樟太郎
矢巾秀:山際海斗
渡親治:齋藤健心
花巻貴大:金井成大
松川一静:白柏寿大

烏野高校 顧問・コーチ

武田一鉄:内田滋
烏養繋心:林剛史

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(c)古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会

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のひ⛩ 絵馬解禁6/28日18:00 @Nohivoix

「ハイキュー!!」再演はライブカメラも導入、ウォーリー木下「より強い演劇に」 https://t.co/WVOgpJmuhT
!?

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