4月21日から5月1日まで東京・Zeppブルーシアター六本木で上演される「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の稽古が、去る4月上旬に報道陣へ公開された。
同じ養護施設で育った3人組が泥棒をはたらき、逃げ込んだ廃屋は元雑貨店。店主は生前、人びとの悩み相談に乗っていたらしく、今でも店のシャッターには手紙が投函されている。3人がほんの遊び心から返事を書くと、またシャッターの郵便口からは封筒が。しかも差出人は数十年前の時代の人間らしい……。
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は累計100万部を突破した東野圭吾の同名小説を原作とする舞台。人ではなく手紙が時を超える“タイムトラベル・ファンタジー”だ。2013年に
今回3人組を演じるのは、キャラメルボックスの
稽古はダンスシーンの確認からスタート。「馬跳びのとこを……じゃあまずは3人で踊らせてくださーい」と多田がみんな声をかけ、松田、鮎川が集合。多田は「みなさんじっと見て待っててください。思うことがあっても内に秘めてね(笑)」と共演者たちに軽口をたたきながらも、真剣な眼差しで2人と細かく拍を合わせていく。
ひと通りの確認が済むと、「じゃあみんなでやりまーす」と再び多田が呼びかけ、一同でダンスシーンをさらう。人々が交差していくキャラメルボックスらしいドラマチックなダンスシーンを展開。多田が「もう1回頭からやろう」とみんなを先導し、念入りに稽古を進めていく。
続く稽古は
成井の「じゃあシーンを通しましょう」という掛け声で、通し稽古が始まる。時空を超えて交わされる数々の悩み相談の物語を、1人が複数役をこなし、熱く、せつなく演じ上げる。本作のキャッチフレーズにもなっている「あの時の回答は、あなたの人生にとって、役に立ったでしょうか?」の答えは劇場で確かめよう。
※動画は現在非公開です。
ネビュラプロジェクト&ぴあ&シアターBRAVA! presents「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
2016年4月21日(木)~5月1日(日)
東京都 Zeppブルーシアター六本木
2016年5月6日(金)~8日(日)
大阪府 シアターBRAVA!
原作:東野圭吾(「ナミヤ雑貨店の奇蹟」角川文庫刊)
脚本・演出:
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みやこわすれ @kenzakikuniko
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」多田直人、松田凌、鮎川太陽が息の合った3人組に - ステージナタリー https://t.co/HJQVlhzgKWこれは取ってしまった。