宝塚雪組「るろうに剣心」東京で開幕!早霧せいな「剣心の二面性を意識」

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宝塚歌劇団雪組による「浪漫活劇 るろうに剣心」が、本日4月1日に東京・東京宝塚劇場にて開幕した。

「浪漫活劇 るろうに剣心」は、1994年より週刊少年ジャンプ(集英社)にて連載された和月伸宏によるマンガ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」を原作としたミュージカル。原作マンガの冒頭で描かれる東京編をベースに、オリジナルキャラクターの加納惣三郎を絡めたエピソードが展開される。脚本・演出は小池修一郎が手がけた。

早霧せいなが務めているのは、主人公の剣客・緋村剣心。幕末に伝説の人斬りとして恐れられたが、過去の出来事から明治維新後は“不殺”を誓った彼は、昔からの因縁を持つ望海風斗演じる元新撰組隊士・加納惣三郎と再会し、「明治の世に満足しているのか?お前には戦う意志がある」と揺さぶられる。迫力ある殺陣のほか、斎藤一(彩風咲奈)が信条としている「悪・即・斬」のテーマや、神谷薫(咲妃みゆ)が剣心への思いを歌ったナンバーなど、バラエティ豊かな楽曲も見どころ。また明治期の雰囲気を存分に漂わせつつも、大人数が華やかなドレスをまとった屋敷での舞踏会シーンなど、宝塚らしさも随所に盛り込まれている。

公開ゲネプロ後の囲み取材では、早霧が「みんなで心をひとつにして作っている。原作を基本としながら、アニメとも映画ともひと味違う、宝塚ならではの華やかさが加わった、雪組らしい作品になっていると思います。見どころはひとつに絞りきれないので、ご覧になった方が印象に残ったところが見どころと思っていただければ」とコメント。また剣心の多面性を意識したと言い、「抜刀斎と、流浪人のときで、演じ方の違いにこだわっている。刀を持つと強いキャラクターなんですが、人斬りだった頃はよりクールに切れ味鋭く、流浪人になってからはマイルドな部分を強調して、強さと柔らかさの強弱を意識しております」と役作りの工夫を語る。

そんな早霧を咲妃は「二面性を丁寧に演じられていると思う。陰と日向、両方をきちんと再現されていて、剣心そのものだなと思います」と絶賛し、自身が演じる神谷薫について「下町育ちということで、ちゃきちゃきした、竹を割ったような性格を稽古場から意識して取り組んでいます。マンガの世界から飛び出して、人間が演じる薫としてどう息づくかが私の課題だなと思っておりますので、もっと追求していきたい。神谷活心流のナンバーは剣術への意気込みを表現できるので、特に大切にしたいと思っています」と意気込んでいた。

なお5月8日には千秋楽のライブビューイングが、 全国の映画館で実施されることが決定。抽選制のプレオーダー は本日から4月11日正午まで申し込みを受け付け、一般発売は4月24日にスタートする。また本作のBlu-ray、DVD、CDは、4月28日に同時リリースされる。

「浪漫活劇 るろうに剣心」

2016年2月5日(金)~3月14日(月)
兵庫県 宝塚大劇場

2016年4月1日(金)~5月8日(日)
東京都 東京宝塚劇場

脚本・演出:小池修一郎
原作:和月伸宏「るろうに剣心 ―明治剣客浪漫譚―」(集英社ジャンプ・コミックス刊)

キャスト

緋村剣心:早霧せいな
神谷薫:咲妃みゆ
加納惣三郎:望海風斗

相楽左之助:鳳翔大
高荷恵:大湖せしる
武田観柳:彩凪翔
斎藤一:彩風咲奈
四乃森蒼紫:月城かなと

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にゃる神父 @fatherny

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