ポツドールの
出演は、いずれも三浦と初顔合わせになる
出演にあたり松坂は、「リョウがどことなく僕自身に似ているような気もしました」とコメント。また「本番だけでなく、幕が上がるまでの稽古期間を大切に魂を削りながら、三浦さんと向き合っていかなければ」と稽古への決意を明かし、「自分の中で、覚悟を持って挑む作品です。観る方にも覚悟を持って観ていただきたいです」と語っている。高岡も「桃李くんが演じる『リョウ』という青年を私が演じる『静香』がどんなに魅力的で女性にとって『理想の娼年』に育て上げるのか楽しみで仕方ありません」と作品への期待を述べた。
三浦にとっては、2015年に上演されたネルソン・ロドリゲス作の「禁断の裸体-Toda Nudez Sera Castigada-」以来1年4カ月ぶりの舞台となり、さらなる注目を浴びそうだ。東京公演のチケットは6月上旬に一般前売開始予定。公演期間などの詳細は続報を待とう。
石田衣良コメント
性の極限を描いた『娼年』をどう大胆に舞台化するか、
松坂桃李さん、高岡早紀さんの挑戦に期待します。
松坂桃李コメント
原作を読んで、人の愛情には色んな形があり、
自分が思っている“普通”という感覚にも個人差があると感じました。
でも、自分はリョウの“普通”に、共感する部分がありました。
決して自分の考えを押しつけず、戸惑いつつも、何事も受け入れようとする、
そんなリョウがどことなく僕自身に似ているような気もしました。
人それぞれ、違った弱さを抱えていて、その弱さを見せまいと
人に優しくしたり、人を傷つけたりする。
そういうことが繊細に伝わる本だと思います。
高岡早紀さんは妖艶でしなやかな印象を作品ごとに違った形で残している方だと勝手ながら思っています。
約4年ぶりの共演、懐かしくもあり、嬉しくもあります。共に素敵な作品を創り上げていくことを目指していきたいです。
演出の三浦さんとご一緒するのは初めてです。
センセーショナルな作品を世の中に生み出し続けている方、というイメージです。
今回、「娼年」「逝年」という原作を、舞台化するということは
必然的にセンセーショナルな描き方もせざるを得ないと思います。
そうじゃないと伝わらないから。
本番だけでなく、幕が上がるまでの稽古期間を大切に
魂を削りながら、三浦さんと向き合っていかなければと思っています。
正直、これまで自分の出演する作品は全て両親に観て欲しいと思っていました。
でも、今回に関しては、ためらいがあります。
できることなら、観に来ないで欲しい。
そのくらい自分の中で、覚悟を持って挑む作品です。
観る方にも覚悟を持って観ていただきたいです。
高岡早紀コメント
元娼婦で現在は『ボーイズクラブ』のオーナーという難解な役を頂き、とてもとても悩んでいます。
稽古が始まるまで、ずっと悩み、夏に稽古が始まってからもずっと悩むと思いますが、そんな気持ちを、初めて出会う演出家の三浦さんにぶつけてどんなにも面白く興味深い作品を作り上げたいという「ワクワク」も止まりません。
何にしても、桃李くんが演じる「リョウ」という青年を私が演じる「静香」がどんなに魅力的で女性にとって『理想の娼年』に育て上げるのか楽しみで仕方ありません。
※「禁断の裸体-Toda Nudez Sera Castigada-」の「Sera」のaは、aはアキュートアクセント付きが正式表記。
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