「歴タメLIVE」で鈴木拡樹や染谷俊之ら、歴史上の人物演じるコント披露

「歴タメLIVE～歴史好きのエンターテイナー大集合！～」が3月12・13日に東京・EX THEATER ROPPONGIにて行われ、鈴木拡樹、染谷俊之、井深克彦、寿里らが出演した。

これは舞台「マルガリータ～戦国の天使たち～」「幻の城～戦国の美しき狂気～」を送り出してきた、教科書には載らないような歴史上の出来事を表現する「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」の企画によるライブイベント。オープニングでは和太鼓奏者のTAKUYAによる演奏が響く中、墨絵師の御歌頭が巨大な半紙に筆を滑らせていく。「歴タメLIVE」の文字が書き出されると、歓声が上がった。続いて客席側から役者陣が次々に登場。石井智也、井深克彦、奥谷知弘、寿里、杉江大志、鈴木拡樹、染谷俊之、釣本南、細貝圭、山本匠馬と、シリーズ作品でお馴染みの出演者に、新しい顔ぶれも加わった布陣だ。

MCは煌びやかな和装の金田哲（はんにゃ）と、兜を被った歴史芸人の長谷川ヨシテルが担当。歴史上の人物をテーマに「実はこうだったのではないか？」と想像する切り口でコントが繰り広げられていく。まずは井深克彦演じる吉良上野介が寿里演じる浅野内匠頭との絡みを見せ、続いて伊達政宗を山本匠馬が務めて裏表のあるキャラクターで観客を爆笑の渦に誘う。また染谷俊之は宮本武蔵をコミカルに演じ、鈴木拡樹演じる佐々木小次郎との巌流島での決闘シーンが描かれた。

そして「お勉強ラップ」で注目を集めるラッパーのCo.慶応が登場。戦国武将をフィーチャーしたラップを披露し、会場を縦に揺らした。続けて2014年秋に上演された「マルガリータ～戦国の美しき天使たち～」がスクリーンに映し出される。天正遣欧少年使節団役を務めた細貝圭（千々石ミゲル）、鈴木拡樹（中浦ジュリアン）、井深克彦（伊東マンショ）、染谷俊之（原マルチノ）が映像をバックに朗読を披露し、当時の感動を呼び起こした。

再びステージではコントを展開。現代のイメージとは正反対の真田幸村を石井智也が演じ、奥谷知弘と釣本南も登場。最後は鈴木拡樹が坂本龍馬を、龍馬が成し遂げてきた偉業の真相を切り口に演じ、鈴木のうろたえる様子に会場からは笑いがこぼれた。

イベントの締めくくりには、Co.慶応の「歴タメRAP」を出演者全員でパフォーマンス。また「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」シリーズ第3弾の舞台公演が、12月に行われることも発表された。続報を楽しみに待とう。