キャラメルボックス2作開幕！救いたい男と守りたい男が39年前に巡り会う

演劇集団キャラメルボックス2016 ダブルチャレンジの東京公演が開幕。「フォーゲット・ミー・ノット」は本日3月11日に、「きみがいた時間 ぼくのいく時間」は明日3月12日に東京・サンシャイン劇場にて公演がスタートする。

梶尾真治のSF小説「クロノス・ジョウンターの伝説」を元にした2作品を、同一出演者による2本立てで上演するダブルチャレンジ。「きみがいた時間 ぼくのいく時間」は2008年以来の再演、「フォーゲット・ミー・ノット」は脚本・演出を手がける成井豊の書き下ろしとなる。

“クロノス・スパイラル”と呼ばれる39年前に一方通行で人を飛ばすタイムマシーンを軸に、2つの物語は交差する。事故で亡くなった最愛の妻を救うため、39年間事故の日を待ち続ける夫の物語「きみがいた時間 ぼくのいく時間」では阿部丈二が夫役を熱演。「フォーゲット・ミー・ノット」では、記憶をなくし39年前に送られた男を筒井俊作が愛嬌たっぷりに演じる。片方のストーリーの出演者が、もう一方ではどんな物語を背負っているのか、比べて観れば楽しみが倍増だ。

なお原作者の梶尾は「あえて言うなら」と前置きしつつ、「『きみがいた時間 ぼくのいく時間』を先に観て『フォーゲット・ミー・ノット』の順」で鑑賞することを勧めている。

※動画は現在非公開です。