「2016年
演舞場での「いのうえ歌舞伎」上演6作目となる本作。今回は「いのうえ歌舞伎《黒》BLACK」と銘打たれ、いつもの劇団☆新感線の作風よりも“大人でビター”な内容になっている。脚本を手がけるのは
古田は「私が演じる元盗賊の十三郎が、大東君演じる命の恩人の息子である勝之助に手柄を取らせようと、泥棒時代の知識や腕を使ってバレないように手助けするんですけど、結果もっと悪い人がいてうまくいかない」とあらすじを説明。「そこからの勝之助のがんばりと、年寄り(十三郎)のがんばりが面白いのではないかと」と注目ポイントを語る。「僕と大東君の2人が、ズタボロにされるのを楽しんでいただければ」と自虐的に笑い、「あとは稲森さん演じる未亡人・お加代と十三郎との『あの2人じれったいな』という空気が見どころですかね」とアピールした。
稲森は「可能な限り他の出演者のシーンも観ていたいです」とコメント。大東も「冒頭の新太さんの大立廻り!圧巻なんで、今日初めて本番の舞台で観るのを楽しみにしてます」と述べ、出演者たちの作品の完成度への自信をうかがわせた。最後に古田が「大変大掛かりで、遊園地のアトラクションみたいなお芝居になってます。さながら、演舞場まるごと『乱鶯』。ぜひ足をお運びください」と結ぶ。
その後公開されたゲネプロでは、廻り舞台を使ったダイナミックな舞台転換や、十三郎と勝之助の大立廻りを披露。幽霊になって十三郎とお加代の恋を応援するお加代の夫・勘助(
「乱鶯(みだれうぐいす)」は4月1日まで東京・新橋演舞場にて上演。以降、大阪・梅田芸術劇場と福岡・北九州芸術劇場を巡演する。
2016年劇団☆新感線春興行 いのうえ歌舞伎《黒》BLACK「乱鶯(みだれうぐいす)」
2016年3月5日(土)~4月1日(金)
東京都 新橋演舞場
2016年4月13日(水)~30日(土)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
2016年5月8日(日)~16日(月)
福岡県 北九州芸術劇場 大ホール
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望月太左衛 @tazae2
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