本作は、舞台「戦国BASARA」シリーズや「LIVE ACT『青の祓魔師』」などを手がけてきた西田による歴史コメディ。元禄15年12月14日、赤穂浪士の討ち入りの日を舞台に、大石内蔵助と赤穂の四十七士の仇討話を、吉良上野介の視線から描く。蘭医学者、家臣、歌舞伎役者、忍者など個性豊かなキャラクターたちが、ときに懐かしのヒット曲を歌い上げたり、ときに時事ネタにちなんだ笑いを絡めたりしながら、ドタバタ劇を展開する。迫力ある立ち廻りやホロリとさせる人情劇も見どころだ。
公開稽古前の囲み取材には作・演出の西田のほか、
和田、柾木、北村の3人は、窪寺演じる吉良上野介の家臣役。赤穂浪士の討ち入りを知り、なんとか事態を収め吉良を守ろうと右往左往する。北村は「一番振り回される役。ドタバタしてます」と自身の役柄について述べ、「それぞれのキャラクターが本当に濃いので、負けないようにしっかり熱を持って全力で演じていきたい」、和田は「2時間の中に、たくさんの要素が詰まった作品になっています」と作品の魅力をコメントした。
谷口は「2月に討ち入りということで、最初は『(時期が)ずれてんじゃねーか、なんで12月にやんねーんだよ』と思いましたが(笑)、そのずれた感じもこの作品にぴったりだと思ってます」と笑いつつ、「稽古のときに笑いが耐えられなかった箇所が一カ所だけあるんで、本番も耐えられるのか心配。笑ってはいけないところなんですけど(笑)。本番を楽しみにしてください」とアピール。柾木は「稽古場でも皆さん真面目にふざけてて、すごく印象的でした。セリフが自由なところが多くて、結構攻めたことを言ってましたね」と稽古場の様子を紹介した。
なお会場では「ホワイトデー・スペシャル企画」を実施。設置されたアンケート用紙に記入した人の中から抽選で、全出演者の直筆メッセージと薔薇がそれぞれ1名ずつに抽選で当たる。「一番応募が多そうなのは?」と司会に問われた西田は、「白塗りの歌舞伎役者(佐久間)じゃないことだけは確かですね」と笑わせた。公演は2月28日まで。
「ジーザス・クライスト・サムライスター ~殿中でござる!~」
2016年2月24日(水)~28日(日)
東京都 全労済ホール/スペース・ゼロ
作・演出:
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