あまりに長すぎるタイトルも話題、谷賢一が代表作の凱旋公演にコメント

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劇作・演出・翻訳家の谷賢一が主宰するThaetre des Annales(最初のeはeにアクサングラーブ、最初のaはaにアクサンシルコンフレックス付きが正式表記)。その代表作「従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔の上で辿り着いた最後の一行“――およそ語り得るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて人は沈黙せねばならない”という言葉により何を殺し何を生きようと祈ったのか?という語り得ずただ示されるのみの事実にまつわる物語」の東京凱旋公演が、2015年秋からのツアーを経て、3月に東京・SPACE雑遊にて行われる。

Theatre des Annales「従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインが…(略)」舞台写真(撮影:引地信彦)

Theatre des Annales「従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインが…(略)」舞台写真(撮影:引地信彦)

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2012年に創設され、科学や技術・思想などから想を得た、実験的な作風が特徴の同ユニット。2013年初演の「従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインが…(略)」は、第一次世界大戦中のヨーロッパ東部戦線を舞台として、20世紀最大の哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインを軸に描く物語だ。

東京凱旋公演にあたり、谷賢一からステージナタリーに寄せられたコメントは以下の通り。

谷賢一コメント

自分でも気に入っている作品で、こうも短い期間に何度も再演できることを嬉しく思います。ウィトゲンシュタインは本で読むと非常に難解な哲学者ですが、演劇ととても相性が良いらしく、初演・再演と演劇好きにはたまらない上演になりました。戦争と友情、そして「言葉」についてのお話です。難しいことをわかりやすく、面白くがモットーのThaetre des Annales。再演と同じキャストでしっかり煮詰めての凱旋公演、どうぞお見逃しなく。

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Thaetre des Annales「従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔の上で辿り着いた最後の一行“――およそ語り得るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて人は沈黙せねばならない”という言葉により何を殺し何を生きようと祈ったのか?という語り得ずただ示されるのみの事実にまつわる物語」

2016年3月2日(水)~6日(日)
東京都 SPACE雑遊
作・演出:谷賢一
出演:古河耕史、榊原毅、大原研二、小沢道成、本折智史
※3月9日(水)、新潟県 りゅーとぴあでも公演あり。

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読者の反応

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Hahakigi / はるか @Hahakigi1

@mmktn つらかったです……

再演のspace雑遊はだいぶ(主に椅子の面で)改善されましたが。椅子大事。
https://t.co/gPKeAsAfzC

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