ビーム…ラーマ!宝塚歌劇星組「RRR」東京公演明日から、礼真琴「自分たちで“獣感”出せないか」
2024年2月22日 20:32 21
宝塚歌劇星組「RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~(アールアールアール バイ タカラヅカ ~ルートビーム~)」「レビュー・シンドローム『VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)』」の東京・東京宝塚劇場公演が明日2月23日より開幕。それに先駆け、本日22日に通し舞台稽古と囲み取材が行われた。
「RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~」は、日本でもヒットしたインド映画「
トップスターの
原作映画でも印象的な、ビームとラーマが出会う川辺のシーンでは、炎と水が、布や躍動感ある振付といった演劇的な手法で表現される。3時間の原作映画を約1時間35分に落とし込んだ舞台版では、原作映画のエッセンスを抽出し、テンポ良く筋が運ばれる。また、「“ナートゥ”をご存じか?」のセリフでもおなじみのダンスシーンでは、ステージ上と客席のボルテージが上がり、総督と対決する戦闘シーン、祝祭感あふれる大団円へと一気に物語が加速。最後には礼と暁の見事な“バディ感”と共に、熱気と興奮の余韻が残された。
第2幕の「レビュー・シンドローム『VIOLETOPIA』」は、作・演出の指田珠子による大劇場デビュー作品。“劇場”をテーマにした本作では、バックステージ、楽屋、空間の記憶といった劇場にまつわるさまざまなシーンが多彩な楽曲、ダンスで表現される。
囲み取材に出席した礼は「映画で大活躍だった動物たちが舞台では出せませんので、なんとか自分たちで“獣感”を出せないかと」と言って場を和ませつつ、「最終決戦は“見得切り”の連続となりますので、『迫力がすごすぎて笑っちゃう』とお客様が思ってくださるまで盛り上げていきたい」とコメント。また、代名詞とも言えるダンスシーンでは、過去作でジョージアンダンスに挑戦したことについて触れ、作品を通して「挑戦させていただける機会をもらい、学んだことが少しずつ生かされてきていると思います。(暁と)『ジョージアンダンスをやってて良かった』と言い合ってお稽古に挑みましたが、千秋楽までひざが取れないようにがんばりたいと思います」と笑顔を見せた。また、「『VIOLETOPIA』はさまざまな解釈ができる作品。お客様それぞれが感じたままに楽しんでいただけたら」と語った。
舞空は「『RRR』では礼さんと暁さんが出ずっぱりで、友情が濃く描かれていて、私自身も心が動かされます。そこで生まれるエネルギーの波に乗せて一緒にお届けできればと思っています」と言う。また、「『VIOLETOPIA』は指田先生のこだわりが詰まった作品です。バラエティに富んだ各場面を楽しんでいただけたらうれしいです」とコメントした。
東京公演は4月6日まで。なお、4月6日13:30開演の千秋楽公演では、ライブ中継が実施されるほか、Rakuten TV、U-NEXT、Leminoでライブ配信が行われる。
宝塚歌劇星組「RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~(アールアールアール バイ タカラヅカ ~ルートビーム~)」「レビュー・シンドローム『VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)』」
2024年1月1日(月・祝)~2月4日(日)※公演終了
兵庫県 宝塚大劇場
2024年2月23日(金)~4月6日(土)
東京都 東京宝塚劇場
「RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~」
"RRR" Directed by S.S.Rajamouli and all related character and elements
(c)2021 DVV ENTERTAINMENTS LLP.ALL RIGHTS RESERVED.
脚本・演出:谷貴矢
「レビュー・シンドローム『VIOLETOPIA』」
※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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