“可愛すぎる”女方こと、
そんなカワイイ米吉に、“カワイイもの”を自撮りと共に紹介してもらい、読者の心を癒やすことを目指すのが本コラム。今回米吉が紹介してくれたのは、米吉のInstagramに度々登場し、そのチャーミングさで人々をとりこにする米吉の祖母! 2人は今年の干支であるウサギ姿に変身し、米吉×祖母×ウサギ姿の“カワイイ三重奏”を奏でてくれた。2人のリラックスした表情、そして米吉のユーモアと愛情たっぷりな語り口に注目しよう。
題字:中村米吉
「もしもしカメよ、カメさんよ」レースを制したのは……
遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。
私は酉年なので卯年は向かい干支になります。
向かい干支とは自分の干支から6つ先の干支のこと。
自分の干支よりも向かい干支を身に着けたりするといいんですって! 皆さんもぜひ実践あれ!
巳年の人はイノシシグッズを探すの大変そうだけど……(笑)。
そんな卯年のお正月。
我が家の自慢の可愛らしい方に私の向かい干支になってもらいました!
私のインスタにも度々登場し、ある一定の層から大変人気のある我が祖母。御年92歳!!
いつも元気で、山盛り食べる祖母。
卯年にちなんで「ウサギとカメ」の童謡を所望したところ、歌ってくれました。
とはいっても、普通には歌わないのが祖母です。
「もしもしカメよ、カメさんよ」と歌い出した1番は良かったのですが、2番に突入すると様子が一変……。
「何とおっしゃる、“おばあさん”~」とウサギからカメとのW主演の立場を強奪。
カメと92歳の老女との熾烈なレースの幕が開いてしまったのです。
レース結果は明らかにされませんでしたが、「おばあちゃんは運動会はいつも1位だった!」と自信満々の92歳。
この子は速そうにない、私の方が速いと自分の娘をバカにする92歳。
今年はウサギとかけっこしたいねと、イソップもびっくりの今年の抱負を口走る92歳。
去年、虎とのかけっこしたかしらん……(笑)。
正月早々このクオリティですから、今年も彼女の言動に目が離せそうにありません!
そんな可愛い祖母が、今年も元気いっぱいで楽しく過ごせますように。
もちろん、皆様の1年も素晴らしいものになりますよう、お祈り申し上げます。
兎に角! 良い年にしましょう!
卯年だけにね。
新年早々くだらない終わり方しちゃったなあ……(笑)。
プロフィール
中村米吉(ナカムラヨネキチ)
1993年、東京都生まれ。播磨屋。中村歌六の長男。2000年に中村米吉の名を襲名して初舞台。2011年から女方を志し、「鬼一法眼三略巻 菊畑」で皆鶴姫、「与話情浮名横櫛」でお富、「松浦の太鼓」でお縫、「仮名手本忠臣蔵 七段目」で遊女お軽、「絵本太功記」で初菊などを勤める。またアメリカ・ラスベガスで行われた歌舞伎興行では、2015年に「鯉つかみ」小桜姫役、2016年に新作歌舞伎「獅子王」白縫姫役で出演。2015年には「鳴神」の雲の絶間姫役の演技で十三夜会奨励賞、2021年には第42回松尾芸能賞で新人賞を受賞した。昨年7月に上演された「風の谷のナウシカ 上の巻 ―白き魔女の戦記―」、昨年12月と1月に上演された「オンディーヌ」では、それぞれタイトルロールを務めた。3月と4月にヒロイン・ユウナ役を勤める「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」が控える。また、現在BS-TBSで放送中の紫吹淳主演のテレビドラマ「ママはバーテンダー~今宵も踊ろう~」では、見習いバーテンダー・坂井幸樹役を演じている。
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