ケイコレ〜稽古着ファッションをお届け〜 Vol.88 [バックナンバー]
岩瀬亮が重視するのは、共演者を気遣う“ちょうど良さ”
マンガ・映画・音楽…Tシャツに表れる興味の幅広さ
2022年4月18日 15:00 5
ステージで輝くアーティストたちの舞台裏での“素”の姿を見せてもらう、ステージナタリーのファッションコラム「ケイコレ」。この連載では、本番に向けて稽古に励む俳優たちが、自身の稽古着姿を数日間にわたって披露する。
第88回には、舞台や映画で多彩な活動を繰り広げる
Day1
自転車で通っているので漕ぎやすさ重視のadidas、着替えずにそのまま稽古に直行です。Tシャツは楳図かずお先生の大好きなマンガ「わたしは真悟」。“グワシ”と共に。
Day2
ちょっとテロっとした緑のadidasジャージーは前田(司郎)さんに「部屋着っぽくて良いかも」と言われたので、本番で衣裳になってるかもしれません。Tシャツはコーエン兄弟の大好きな映画「ビッグ・リボウスキ」。セリフがプリントされてます。ホワイトルシアンと共に。
Day3
結局3日ともadidasジャージーでございました。
TシャツはBeastie Boysの大好きなアルバム「Hello Nasty」のツアーTシャツ。1990年代を感じるいすたちと共に。
稽古着におけるこだわりは?
一緒に稽古する方々を不安にさせないくらいのちょうど良い脱力感と、不快に思われないくらいのちょうど良い清潔感。
「稽古着おしゃれだな!」と思う共演者は誰ですか?
僕も含め、全員が着替えずそのまま稽古しているので、皆さんの稽古着らしい稽古着を見たことがありません……西出結さんの眼鏡がとても似合っていてオシャレだと思います!
いつか手にしたい憧れの稽古アイテムは?
今使っている水筒が少し小さいので、大谷翔平選手がよく使っているやたらと大きい水筒が気になってます。満タンに入れたらすごい重そうで、常人でも片手で飲めるのか不安で二の足を踏んでいるところです。
五反田団「愛に関するいくつかの断片」で特に注目してほしいのはどんなところ?
タイトル通り“愛”についての演劇です。
誰しも一度くらい「愛とはなんぞや」と考えたことがあるのではないでしょうか。僕は、あります。そしてそのときの自分の状態や気分で、ああだこうだと結論付けたり、結論付けられなかったりしています。調子のいいときなどには、今なら愛について詩の1編でも書けるんじゃないか、くらいにまで思えてきて、ノートに“愛”とだけ書いて、それをなぞりながらいつしか綺麗な明朝体にすることが目的になり終わることもありました。
そんなことを思い出しながら、みんなで毎日一生懸命稽古しておりますので、ぜひ劇場まで遊びに来てください!
プロフィール
1980年、茨城県生まれ。三浦大輔、岩井秀人、蓬莱竜太、江本純子、前田司郎、根本宗子といった演出家の舞台や、濱口竜介、真利子哲也らの邦画、韓国映画などに多数出演している。
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