ケイコレ〜稽古着ファッションをお届け〜 Vol.82 [バックナンバー]
味方良介は新調したジャケット×adidasジャージーで稽古に挑む
一番好きなのは、“紀伊國屋”オリジナルTシャツ
2022年3月29日 16:00 8
ステージナタリーの稽古着コレクション、略して「ケイコレ」では、舞台本番に向けて稽古に励むアーティストたちの稽古着をご紹介。併せて、稽古場のおしゃれさんや、作品の魅力も教えてもらう。
第82回には
Day1
「熱海殺人事件」の稽古では毎年ジャケットで稽古しているのですが、昨年演った「熱海殺人事件 ラストレジェンド」で長年使っていたジャケットとお別れしたので、今回急遽新調しました。
Day2
2日目も同じくこのスタイル、代わり映えしなくて申し訳ないです。ジャケット以外は私服のまま稽古しているので、基本adidas。adidas以外のスポーツブランドを持っていないくらいadidas愛好家です。
Day3
そして3日目もこのスタイル。この企画にそぐわない稽古着で謝ることしかできません。せめてTシャツだけでもと思い、一番好きなものをセレクト。紀伊國屋のスタッフさんだけが手にしているオリジナルTシャツ、長年お世話になっているので“欲しいです”と言ったら“味方さんなら是非”とありがたいお言葉と共にいただきました。
稽古着におけるこだわりは?
基本的にこだわりはありませんが、本番を想定した稽古着が多いです。自分が本番の板の上に立つときに、どのような制約があって、どう立ち回るのか、その可能性を見つけるために自分が思い描いた役をイメージして稽古着……特に上着を決めます。本来ジャージーである必要もないし、自分が本番同様の質感で稽古に臨める稽古着であることが重要かと。
「稽古着おしゃれだな!」と思う共演者は誰ですか?
おしゃれという概念ではないのですが、大山金太郎を演じる一色洋平くんは僕のマインドと似ているのかな?と。本番の衣裳同様のアイテムを身に着けています。強いて言うのであれば高橋龍輝くんか久保田創くんのどちらかになりますね。龍輝くんはザ・おしゃれ、創くんは過去の出演アイテムを身に着ける上級者。
いつか手にしたい憧れの稽古アイテムは?
身ひとつあれば稽古ができるので、これといって稽古アイテムとして手にしたいものはないのですが、稽古に関係なく質の高いマッサージガンは欲しいな……と。足腰の疲労蓄積は仕事の敵ですから。
舞台「『新・熱海殺人事件』ラストスプリング」で特に注目してほしいのはどんなところ?
この作品の注目すべきポイントはすべてです。1カ所を切り抜いても何も見えてきません。そして表面や言葉だけを切り取っても本質はそこにありません。言葉の裏に隠された思いや、“意識”“無意識”の“差別”“する”“される”人々の感情や感覚を全身で体感し、自分自身の言動を説いてみてください。今すぐ大きく変化することは難しいかもしれませんが、この作品を通して変化のきっかけをつかんでもらえたらありがたいです。
プロフィール
1992年10月25日生まれ。「新・幕末純情伝」「Take Me Out」「HAMLET ―ハムレット―」「飛龍伝2020」「鴎外の怪談」、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」など舞台出演作多数。近年はテレビドラマでも活躍しており、主な出演作にフジテレビ「教場」、テレビ朝日系「妖怪シェアハウス」、NHK「ドリームチーム」等。
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味方良介 @rsk_mkt
そろそろ熱海始まります。そんな稽古場での時間を少しだけ取り上げてもらいました。 https://t.co/6GyNMm6Dmi