ステージで輝くアーティストたちの舞台裏での“素”の姿を見せてもらう、ステージナタリーのファッションコラム「ケイコレ」。この連載では、本番に向けて稽古に励む俳優たちが、自身の稽古着姿を数日間にわたって披露する。
第74回には、1月21日に京都・ロームシアター京都で開幕する市原佐都子 / Q「妖精の問題 デラックス」第2部に出演する、
Day1
トップスとパンツ:上下GAPのスウェットなのですが、裏起毛でインナーが薄くても温かいところと、パンツにセンタープレスや裾にゴムが入っていて形が綺麗です。
Day2
トップス:素材はコットン。紅茶をこぼしたような柄が良いなと思ってます。
パンツ:1日目のGAP。安定の心地良さがすごいです。
Day3
トップス:2日目のカットソーと一緒です。
パンツ:シルクスクリーンを使い手作業で蝶々がプリントされていて、ところどころにじんでるのが素敵。後ろにデザイナーの幼少期の写真のパッチが付いてるのですが、そこも好きです。
稽古着におけるこだわりは?
形と動きやすさとその時期の気分です。最近の気分はヘイリー・ビーバー。
「稽古着おしゃれだな!」と思う共演者は誰ですか?
作品が1部2部3部とパートで分かれておりそれぞれのパートのチームで割り稽古をしているのでほかの共演者さんの稽古着を見る機会がほぼないのですが、2部の私のパートナーの大石(英史)さんは大石さんらしい稽古着で、やっぱり服って例え稽古着であってもその人の人柄が反映されてて面白いなあと思います。
いつか手にしたい憧れの稽古アイテムは?
JAMES PERSEのトップスとパンツ。
「妖精の問題 デラックス」で特に注目してほしいのはどんなところ?
今回私が出演する舞台はいろいろなところで何度も上演されてる作品の再演なのですが、タイトルに付いてるデラックスの文字通り、美術セットも音楽も衣裳もデラックスになっていてこれから音響、照明、劇場に入ってどんなことになるのかがすごく楽しみです。そして共演者さんたちもすごく素敵な俳優が集結してます。
市原佐都子さんの世界が私たちに拡がっていて、お客さんには、1部、2部、3部とそれぞれの世界を経てその中で何か1つでも自分の世界の中へ持ち帰ってもらえたらとてもうれしいです。持ち帰っていただけるよう、努めます。劇場でお待ちしてます。
プロフィール
2009年、劇団子供鉅人へ入団。東京を中心に俳優として活動する傍ら、舞台や映画の衣装、スタイリストとしても活動の幅を広げる。近年は今泉力哉監督「あの頃。」、山口森広監督「捨てといて捨てないで」に主演。衣裳、スタイリストとして山西竜矢監督「彼女来来」、ピンクリバティ「とりわけ眺めの悪い部屋」、木村聡志監督「階段の先には踊り場がある」(2022年春公開予定)を手がけた。
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