アーティストたちはどんなファッションで稽古に臨んでいるのか? ステージナタリーが送る演劇人の稽古着コレクション、略して「ケイコレ」では、普段あまり見られない彼らの稽古場での姿をご紹介。稽古中のアーティストに稽古着姿を披露してもらい、ファッショニスタな共演者、いつか手にしたい稽古アイテム、公演の見どころなどを教えてもらう。
第65回には、
Day1
大好きなゾンビ映画のTシャツ。以前コントで体育教師の役をしたときにもらった「イカゲーム」っぽいパンツ。靴はBiSHが衣装で使ってたオニツカタイガー。首を冷やしたくないので、ユニクロのネックウォーマー。基本コレです。
Day2
1日目とほぼ一緒です。TシャツはもちろんゾンビT。10年以上前にもらったスタッフジャンパーを羽織ったりします。軽くてポケットが付いてる。今の時期はちょっと寒い。
代わり映えしなくてすいません。
Day3
さすがに申し訳ないのでオシャレしてみました。
こちら、古着屋で一目惚れして購入したadidasのセットアップジャージー。鮮やかすぎる青、ちょっとキラキラしてます。だけど、これを着てたら、うちの劇団員にめちゃくちゃイジられそうなので、みんなの前ではまだ一度も着たことないです。
稽古着におけるこだわりは?
ヨーロッパ企画はエチュードでお芝居を作るので、それなりに動きやすくて、寝転んだりできる汚れても良い服が多いです。小道具がしまえるポケットが付いてるくらいがポイントで、あとは、とにかく楽な格好にしてます。
「稽古着おしゃれだな!」と思う共演者は誰ですか?
ほかの劇団員の稽古着を意識して見たことがなかったんですが、特にオシャレな稽古着を着てる人はいないです。もう20年以上一緒にやってるので、格好つけることもないし、気楽です。
いつか手にしたい憧れの稽古アイテムは?
ストレッチや筋トレをするとき用に、ヨガマットが欲しいと思った時期もありましたが、稽古場に持って行くのも面倒だし、「お前がヨガかよ」って思われそうで、まだ買ってないです。勇気が欲しい。
ヨーロッパ企画 第40回公演「九十九龍城」で特に注目してほしいのはどんなところ?
ヨーロッパ企画の第40回公演です。でも、劇団の旗揚げ公演のような、何が起こるかわからんような、そんな公演になると思います。コメディなのは確かなので、そこは安心して来てください。2年ぶりの本公演、今は楽しくて仕方ないです。
プロフィール
1977年、愛知県生まれ。2000年、第5回公演よりヨーロッパ企画に参加。以降、ほぼすべての本公演に出演している。2022年3月、「『チコちゃんに叱られる!on STAGE』~そのとき歴史はチコっと動いた!~」に出演予定。ラジオ好きが高じ、劇団のYouTubeで「中川晴樹のラジオ番組『俺のラジオ』」を配信しているほか、Radiotalkで配信中の番組「ヒロシエリと藤谷理子の『出番を待つふたり』」で構成作家を務めている。
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