ステージナタリーがお届けする舞台人の稽古着コレクション「ケイコレ」。この連載では、公演に向けて稽古中のアーティストが、自身の稽古着を日記形式で披露する。またカンパニーのファッショニスタやいつか欲しい稽古グッズ、作品の見どころや意気込みについても教えてもらう。
第60回に登場するのは、大きな瞳が印象的な俳優・
Day1
作中でも印象的なクリスマスツリーとパシャリ!
adidasの中でも、王道のこのジャージー。
細身だけど動きやすく、お気に入りで何年も着ています。
上下のセットアップ感に気分もシャキッとします。
友人にいただいたシューズは、中がモコモコでとても暖かい!
冬場の舞台は健康第一なので、足が冷えないように気をつけています。
Day2
好きな喫茶店のパーカー!
サルエル感もありつつ、細身なパンツを合わせました。
今回のお芝居は会話劇なので、あまり動くこともないですが、やはりストレッチが効いた着心地の良いものを着てしまいます。
基本ブラックコーデが好きですが、靴下だけは、派手なものをチョイスすることが多いです。
パーカー大好きなので、私服でもよく着ています。
Day3
稽古出発前に、パシャリ!
本日もオールブラックです。
アクションがないからこそできる、オーバーサイズのスウェットに、ワイドパンツを合わせて、かなりゆったりしたスタイルにしました。
私服も基本的には、身体のラインがでないダボッとしたものを着ることが多いので、落ち着きます。
ワイドパンツは、レッグウォーマーなども中に忍ばせられるので、便利なんですよね~。
稽古着におけるこだわりは何ですか?
着ている服によって、人物の見え方も変わってくると思うんです。
稽古場では、お芝居のキャラクターを邪魔しないような色味のものをチョイスしています。
私は体温調節が苦手なので、冬場は特に、レッグウォーマーに、ネックウォーマーなど、防寒しつつ暑くなったらすぐに脱げるようなアイテムを使っています。
機能性重視ですね!!
「稽古着おしゃれだな!」と思う共演者は誰ですか?
首藤さんです。
私服もそうですが、1つひとつに、ちょっとしたこだわりが感じられて、オシャレだなあと思います!!
シンプルで良いものをとても上品に着られていて、私も年齢を重ねたときに、そういう素敵な洋服の着方ができる大人になりたい!と思いました!
いつか手にしたい憧れの稽古アイテムは?
先程も言いましたが、いつもキャラクターに影響しない色味を着ているので、ド派手なセットアップジャージーとか憧れます。こだわりのスニーカーとかも合わせて、ファッションを最大に楽しんでる感じ……いいですよねえ(笑)。
「ダブリンキャロル」で、特に注目してほしいのはどんなところ?
ジョンという男のクリスマスイブ。人生の中で、何度も過ごしてきた、ただのクリスマスイブに、娘のメアリーと10年ぶりに再会したことで、過去と人生を振り返り、自分自身とも対峙していく姿がとても繊細に描かれています。
私自身、三人芝居もここまでの会話劇も初めての挑戦ですが、会話を飛び越えた、人間同士のエネルギーのぶつかり合いを、劇場で楽しんでくださればと思います。芝居を観たあと、少しでもクリスマスのイルミネーションを温かく感じてもらえたら幸いです。
プロフィール
1992年、徳島県生まれ。ファッション雑誌の専属モデルなどを経て、2007年にドラマ「恋する日曜日」第3シリーズで本格的に俳優デビューを果たす。NHK連続テレビ小説「ウェルかめ」「あまちゃん」に出演したほか、映画「寝ても覚めても」「映画 少年たち」、映画「あのこは貴族」などにも参加。出演舞台にミュージカル「ファントム」、「漂流劇 ひょっこりひょうたん島」「コインロッカー・ベイビーズ」「トムとジェリー 夢よもう一度」、□字ック「掬う」がある。
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