松田るかの、ストレスフリーな“ゆるゆる”稽古スタイル

Day1

ゆるーい恐竜が可愛い、スウェット素材のセットアップです。トップスがオーバーサイズなので、タックインしてバランスを整えてみました。リラックスして着られる素材なのでお気に入りです。

稽古中は基本ノーメイクなのと、髪もただ1本に結っただけなのでちょっとゆるゆる過ぎかなと思い、せめてもの罪滅ぼし（？）としてシュシュをつけました。が、せっかくコラム記事にしていただけるので、アクセサリーを足す以前に眉毛を描くべきだったかと反省しています。

Day2

前回の反省を生かし眉毛さん、満を持しての登場です。

このキャッチーな黄色のトップスは、過去に出演させていただいたドラマ内で衣装として使用していたTシャツです。クランクアップの記念に、といただいたものの、外に着ていくには若干の恥ずかしさがあったので、稽古着として着用させていただきました。

私は舞台作品の出演が多くないので、いわゆる決まった“稽古着”がなく、去年慌てて買った1000円のジャージを合わせました。既に膝部分が伸びていて「安物買いの銭失い」という言葉が頭の中でリフレインしていますが、私は履きますよ！

Day3

本番に向けて前髪を伸ばしているのですが、今はまだ中途半端な長さのため、これが頻繁に視界を邪魔するんです。

共演者の木ノ本（嶺浩）さんがヘアバンドを着けているのを見て、なるほどな！と思い、私も真似てカチューシャで前髪を留めてみました。視界良好です！

Day1からそうなのですが、稽古中は常にマスク着用なので、何となく服装とマスクの色が合うようにしています。

稽古着におけるこだわりは？

やはり動きやすさ、楽さが1番に来ますね。でも正直着られりゃ何でも良いかなーと思っているタイプなので、特筆することはありません（笑）。

実際、イベントグッズのTシャツなどを稽古着として召喚しているので、こだわりというよりは使えるから着る、と言った感じですね。

「稽古着おしゃれだな！」と思う共演者は誰ですか？

ドルチェ＆ガッバーナのパンツを履いてる方もいたり、メゾン マルジェラのトップスを着てる方もいたり、皆さんおしゃれだなーと思いますね。

今までイベントTシャツ＝稽古着だったので、自分の好きなブランドを着る、元気が出るものを着るっていうのも素敵なことだなと思いました。

いつか手にしたい憧れの稽古アイテムは？

ジャージのセットアップが欲しいですね。韓国のアーティストの方々がダンスウェアにしているようなジャージが可愛いなと。憧れとはちょっと違うかもしれませんが、着ると気分も上がりそうです。

タウンユースできるようなものだと、家からそのまま着て出られるので、稽古場で着替える手間も省けますしね（笑）。

舞台「ヒミズ」で、特に注目してほしいのはどんなところ？

すべての人物が何か目的を持っていたり、成長していったり変わらなかったり、選択によって少しずつズレていったり。どこに注目していただいても筋が通るように丁寧に作っていますので、皆さまが「なんかここに注目してしまった」と思ってくださったらそれが1番です！

今回登場人物が50人近くいるのですが、カーテンコールで実際の出演者の少なさに驚いてもらうことを、キャストは目標にしています。

私は毎日知恵熱が出そうなくらい、台本と茶沢さんに向き合っていますので、皆さま楽しみにしていただけると幸いです。私もお届けするのが楽しみです！

プロフィール

1995年生まれ、沖縄県出身。特撮ドラマ「仮面ライダーエグゼイド」仮野明日那 / ポッピーピポパポ役で注目を集める。その後、「賭ケグルイ」ドラマ版や映画版に出演したほか、NHKよるドラ「だから私は推しました」、NHK連続テレビ小説「スカーレット」などに参加。過去の出演舞台に劇団enji「ぼくの好きな先生」、カムカムミニキーナ「『偽顔虫47』～名探偵浅草小五郎と演劇探偵団～」、タクフェス第8弾「くちづけ」がある。