ステージナタリーが届ける、演劇人の稽古着コレクション「ケイコレ」。この連載では本番に向けて稽古中のアーティストが、自身の稽古着をダイアリー形式で紹介する。またひそかに注目している稽古場のおしゃれさん、いつか手に入れたい稽古アイテム、作品の見どころや意気込みについても聞く。
第24回には、少年のような笑顔で観客を魅了する
Day1
稽古初日は本読みだけでしたので、これは翌日の立ち稽古で着た稽古着です。
稽古始まりということで目立つ色のシャツを選びました。
ポイントは隙間からわずかに見える黄色い靴下です。
Day2
この日やったシーンでは、けっこう動いていました。
なので動きやすくシンプルにTシャツとジャージーです。割とこちらがスタンダードな稽古着スタイルかと……。
ポイントとして、シャツを中に入れて体育会系風を装ってます。
Day3
前日に引き続き、体を動かすシーンだったのでシンプルスタイルです。ポイントは、何も打ち合わせをしていないのに猪野広樹と別のカラーの同じものをはいていた、というパンツです。
さすがに笑いました(笑)。
稽古着におけるこだわりは?
正直稽古着なので動きやすければ何でも良いと思っております。もちろん良いものを着て気持ちを高めるというのも1つの手段ですが、何せ汗っかきなもので……。
でも私服ではなかなか難しい派手な色の服を着られる場でもあると思うで、こだわりがあるとしたら“色”ですかね。
「稽古着おしゃれだな!」と思う共演者は誰ですか?
伊万里有くんはおしゃれですね。
非常におしゃれです。
この間Tシャツの上にスポーツ系のベストを羽織っていまして、動きやすさとデザイン性とコーディネートに長けたファッションでした。
上から下までおしゃれ。
いつか手にしたい憧れの稽古アイテムは?
今年で28歳になるのですが、「そろそろ体のケアを常に意識しないと!」と思うようになりました。なので電動のマッサージボールを手に入れたいなと。
君沢ユウキさんはやっぱり意識が高くて稽古場でのケアも怠りません。
見習いたいです。
「舞台『デュラララ!!』~円首方足の章~」で、特に注目してほしいのはどんなところ?
昨年は通し稽古までやって一体感も生まれ、完成間近での公演中止となってしまいました。今回の舞台は1年越しのリベンジとなっております。稽古場全体の熱量がものすごく高く、稽古序盤で昨年のクオリティまで戻せたと思います。プラスに考えると昨年よりも気持ちに余裕ができ、ブラッシュアップする時間がたくさん増えました。
この1年間、待ち続けてくださった皆様のためにも、最高の作品を作ってお届けしたいと思います。この世界で生きるキャラクター、そして物語、演出。ぜひ視野を広げてすべてに注目してくださいませ。
プロフィール
1993年、神奈川県出身。2013年「陽炎ペイン」で舞台デビューし、2016年の歌劇「明治東亰恋伽~朧月の黒き猫~」で初主演を務めた。近年の主な出演作に「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」「舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜」「あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ」、舞台「KING OF PRISM」、舞台「文豪ストレイドッグス」、ミュージカル「封神演義-目覚めの刻-」、「機動戦士ガンダム00 -破壊による再生-」、舞台「幽☆遊☆白書」など。「週刊SPA!」(扶桑社)で月に1回「サウナの呼吸」を連載しているほか、ニッポン放送WEBラジオ「オールナイトニッポンi『おしゃべや』」でパーソナリティを務める。また主演映画「文豪ストレイドッグス BEAST」が控えるほか、10月に「『バクマン。』THE STAGE」、2022年2月に舞台「機動戦士ガンダム00 -破壊による覚醒-Re:(in)novation」に出演する。
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