長島確
ナガシマカク
1969年東京生まれ。立教大学文学部フランス文学科卒。同大学院在学中、サミュエル・ベケットの後期散文作品を研究・翻訳する傍ら、字幕オペレーター、上演台本の翻訳者として演劇に関わる。その後、日本におけるドラマトゥルクの草分けとして、さまざまな演出家や振付家の作品に参加。近年はアートプロジェクトにも積極的に関わる。参加した主な劇場作品に「アトミック・サバイバー」(阿部初美演出、TIF2007)、「4.48 サイコシス」(飴屋法水演出、F/T09秋)、「ヘッダ・ガーブレル」「海の夫人」(ともに新国立劇場、宮田慶子演出)、オペラ「フィガロの結婚」(菅尾友演出、日生劇場)、「効率学のススメ」(新国立劇場、ジョン・マグラー演出)、演劇集団 円「DOUBLE TOMORROW」(ファビアン・プリオヴィル演出)ほか。主な劇場外での作品・プロジェクトに「アトレウス家」シリーズ、「長島確のつくりかた研究所」(共に東京アートポイント計画)、「ザ・ワールド」(大橋可也&ダンサーズ)、「←(やじるし)」(さいたまトリエンナーレ2016)、「半七半八(はんしちきどり)」(中野成樹+フランケンズ、F/T17)、「まちと劇場の技技交換所」(穂の国とよはし芸術劇場PLAT)など。訳書にベケット「いざ最悪の方へ」、「新訳ベケット戯曲全集」(監修・共訳)。東京藝術大学音楽環境創造科特別招聘教授。中野成樹+フランケンズのメンバーでもある。2018年度よりF/Tディレクター。