藤山扇治郎

フジヤマセンジロウ

1987年京都府出身。昭和の喜劇王と称され、松竹新喜劇を牽引した藤山寛美の孫。父親は小唄・白扇流の家元で、女優・藤山直美は伯母。93年、東京・歌舞伎座「怪談乳房榎」にて十八世中村勘三郎(当時 勘九郎)の息子役として初舞台を踏む。96年、祖父の追善供養公演に出演するなど、名子役として活躍し、大学卒業後本格的に俳優デビュー。劇団青年座研究所を経て、2013年に松竹新喜劇に正式入団。祖父の当たり役に次々と挑戦してきた。近年では自身が主宰する若藤会で新劇の名作を上演するなど意欲的に活動。昨年17年には大阪・大阪松竹座で上演された「銀二貫」で自身初となる外部作品の主演を務めた。昨年に引き続き、今年18年も山田洋次監督作品・映画「家族はつらいよ」シリーズの最新作に出演。