お笑いナタリー Power Push - ANZEN漫才が特別レッスン体験「ヤマハ大人の音楽レッスン」
新ネタ「楽器演奏あるある」披露
ANZEN漫才インタビュー
相方が高度なことをやっていると気付かされた
──特別レッスンおつかれさまでした。いかがでしたか?
あらぽん 僕はいつも楽器を弾かないほうなので、楽しかったというのもあるし、いつも相方が意外と高度なことをやっているんだなと気付かされました。ギターで左手を動かして、右手を動かして、歌って、と3つ同時進行なのがすごいなと思いました。
みやぞん 僕は独学だったので、ちょっと間違っている指の使い方があると教えられたり、「アルペジオってこうなんだ」と改めて知ったりしたので、これからも“いい独学”でやっていければなと思います。
──やはり独学なんですね(笑)。レッスンで特に印象的だったことはなんでしょうか?
あらぽん 僕は構造上、指が太いので、弦を押さえにくくて。早めの段階で「これでいいです」という簡単にした押さえ方が先生から提案されました。それでも音が出ると楽しかったです。
みやぞん あらぽんね、こうしたらいいんだよ(とあらぽんに左手の使い方について講義を始める)。指のせいとかいう人いるけど、こうしたら指が届くし。
あらぽん それ、独学じゃないの? 大丈夫?
みやぞん 大丈夫ですよ。
あらぽん みやぞんには中3くらいのときにギターを習ったんですよ。でも何を言っているか全然わからなかった(笑)。独学で教えてきて「この感覚でイケるじゃん!」っていう伝え方だったのでダメでした。
みやぞん 音楽用語がわからないんですよ。僕はAm(エーマイナー)を自分が開発したと思っていましたから(笑)。
──あらぽんさんにギターを教えたということは、みやぞんさんには「2人揃ってギターを弾きたい」という願望があったんでしょうか?
みやぞん それはありました。僕らは19さんとか、ゆずさんとか、コブクロさんの世代ですから!
あらぽん みやぞんがギター弾けるから、「あらぽんも何か楽器やってくれ」って言われて、ハーモニカを買わされたこともあったんですが、1回吹いて終わりました(笑)。教則本を買って読んだんですけど難しかったです。
──それは芸人さんになる前?
みやぞん 今みたいに事務所に所属する前に、2人でコンビを組んでいるときです。
あらぽん ハーモニカを吹けたら、もっと芸が幅広くなるかもしれないですね。
──もしかするとANZEN漫才さんはお笑いではなく、本格的な音楽活動をしていた可能性も?
みやぞん 僕らは卒業文集に「芸人になりたい」のほかにも「CD出したい」「歌もやりたい」って書いたりしていました。子供の頃はH Jungle with tさんがCDを出して、衝撃受けて。
あらぽん 「芸人さんなのに歌も出していいんだ!」というのが印象的だよね。
みやぞん それがなんと僕ら、この4月に念願叶ってCDデビューすることになったらしくて!
あらぽん 「らしくて」って、なんで知らないんだよ(笑)。本当にCDデビューします。ありがとうございます。
自分に酔って、音色に酔って、ギターに弾かれる
──今日のレッスン、先生の教え方はいかがでしたか?
あらぽん すごくいい感じの人で、わかりやすく教えていただきました。通っていたらみんなすぐ弾けるようになるだろうなって思います。僕ですら音が出るようになりました。
──今日受けた指導は、みやぞんさんの指導とは違いましたか?
あらぽん 全然違いました! わかりやすいし、「あ、これをちゃんと学べれば弾ける!」って思ったんですよ。井上陽水さんの「夢の中へ」は、弾いたのは始まりの部分だけだけど、僕の頭の中ではAメロに続いていましたから。
──みやぞんさんの指導では、そうはならなかったと。
あらぽん まったくないですね。
みやぞん ちょっと待ってよー(笑)。
──教室内の雰囲気はいかがでしたか?
あらぽん すごくきれいで学びやすいだろうなと思いました。僕らが通っていた、窓ガラスが辛うじて付いていて、なんとか風が防げるような学校とは違いました(笑)。
みやぞん こういう音楽教室に入ってくると気持ちが落ち着きます。楽器って、イジらないと音が鳴らない。今、休んでいる感じが神聖なんですよ。「寝てるぞ今、楽器は」と。そこにスイッチを入れて指をかけた瞬間に起き始める。
──そんなみやぞんさんが、ギターを弾く際に気を付けていることはありますか?
みやぞん 「酔う」ようにしています。お酒に酔うとかじゃなくて、自分に酔って、音色に酔って。ギターを弾くというよりも、ギターに弾かれるというか。勝手にギターが僕の指を使ってくるんです。
あらぽん ちょっと表現が怖いですけど。
──そもそも、みやぞんさんがギターを弾くようになったきっかけは?
みやぞん 中学2年のとき、複雑骨折をした瞬間に「ギターを弾こう!」と思いました。
──それはなぜ?
みやぞん すごくパニックになったあと、すごく冷静になったんです。「うわー、痛い!足の骨を折った! ……よし、ギター弾こう!」と。
あらぽん 意味わかんないですけどね。ちゃんと話を聞いてもわからない。
みやぞん 理解されなくて結構です! 本当のことだから仕方ないんです。
あらぽん あと、みやぞんはピアノも弾けるんですよ。
みやぞん はい、これも独学で。
──それは複雑骨折したあと?
みやぞん 違います。試しに弾いたら弾けたんです。感覚で。
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ANZEN漫才(アンゼンマンザイ)
2009年11月結成。浅井企画所属。東京都足立区生まれの幼なじみ。どぶろっくの唯一無二の弟子。自主制作曲「足立区の歌」で足立CMグランプリに応募し、足立区長より「ユーモア賞」「ハートフル賞」を受賞した。2017年4月に「かならず選挙に行く」でCDデビューする。
左 / あらぽん
1985年10月13日生まれ。東京都足立区出身。
右 / みやぞん
1985年4月25日生まれ。東京都足立区出身。