TELASA「あるある土佐カンパニー」|土佐兄弟「絶妙に面白い!」森久保祥太郎や洲崎綾が「声優あるある」大放出

土佐兄弟の深夜バラエティ「あるある土佐カンパニー」(テレビ朝日で毎週水曜26:16~放送中)が動画配信プラットフォーム・TELASAでも楽しめる。このたび土佐兄弟が人気声優の森久保祥太郎と洲崎綾をゲストに迎え、「声優あるある」をテーマにトークを繰り広げた。これはTELASAオリジナル版で、すでに配信中。番組内では声優ならではのディープな裏話がたっぷり放出されたほか、アニメの「ガヤ」を実演するくだりでは全員参加でアドリブ連発! 先日行われたスタジオ収録後、土佐兄弟と演出・三枝健介ディレクター(テレビ朝日)へインタビューを実施すると共に、森久保と洲崎に収録の感想を聞いた。

取材・文 / 成田邦洋 撮影 / 小坂茂雄

TELASAオリジナル「あるある土佐カンパニー」声優あるあるSP配信中!

土佐兄弟と三谷紬(テレビ朝日アナウンサー)が「新しいあるあるを見つける会社」を舞台に、さまざまな「あるある」を披露していく「あるある土佐カンパニー」。このたび人気声優の森久保祥太郎と洲崎綾がゲストとして招かれた。なおクロマキー合成を使用する番組のため、出演者たちもグリーンの布で覆われた姿に。

左から、三谷紬(テレビ朝日アナウンサー)、土佐兄弟・有輝、土佐兄弟・卓也、森久保祥太郎、洲崎綾。

ゲストの2人は日常や仕事現場、オーディションなどでの実体験をもとに、さまざまな「声優あるある」を披露していく。森久保が「テレビやラジオで声を聞くと、それが誰なのか気になる」と切り出した際には、洲崎も共感して「自分がオーディションで落ちたアニメは観られない!(笑)」と訴えてスタジオの笑いを誘う。さらに「家で練習するとき、外に音が聞こえないように布団をかぶっていた」(森久保)、「マイクの前でお腹が鳴るとノイズになるので本番前にパンを食べる」(洲崎)といった裏話が続々。またスポーツアニメなどの“ガヤ”には声優のみならずスタッフも入っているという「あるある」を皮切りに、野球場の観客役をスタジオで実演することになった。土佐兄弟が芸人らしくガヤを飛ばす一方、森久保と洲崎のガヤには声優ならではのテクニックが満載。果たして彼らがアドリブで繰り出したガヤの数々とは?

収録後に土佐兄弟の弟・有輝は「声優さんの裏側を覗けるいい機会になりました。これを観ると、アニメの新しい見方ができるんじゃないかなと思います」、兄・卓也は「『声優あるある』には知らないところもあるけど、アニメは身近なものなので、なんだか想像がつく、という部分が絶妙に面白いです」と話した。盛りだくさんの「声優あるある」をぜひTELASAでチェックしよう。

【TELASA限定企画】アニメ・声優あるあるSP

土佐兄弟&演出・三枝健介ディレクター インタビュー

この面白さがもっといろんな人に伝わったらいいな

──「声優あるある」の収録を拝見していて、とてもいいチームで作られるんだなと感じました。まずは2020年10月にスタートしたこの「あるある土佐カンパニー」について、立ち上げの経緯を教えていただけますか?

三枝健介 土佐兄弟さんは「高校生あるある」がTikTokで当時4億回再生、今では5億回再生を突破して、乗りに乗っている。「高校生あるある」に限らず、洞察力がある有輝さん、編集など裏のこともやるお兄さん、2人が作り上げているものが好きだった。僕としても以前から「あるある」をテーマにした番組をやりたいと考えていて、一緒に「あるある」を作りたいな、というのがきっかけでお願いしました。番組が始まってみると、我々の希望以上に自分たちで撮った完パケのVTRを僕らに送ってくれるという、スタッフの一員のような仕事をしていただいています(笑)。

土佐兄弟・卓也 俺、「ディレクター」って呼ばれましたもん(笑)。

三枝 まさに出演者もディレクターもできる方です。

──テレビ地上波での冠レギュラー番組はこれが初めてということで、この番組に出演すると最初に聞いたときのお気持ちは?

土佐兄弟。左から、有輝、卓也。

土佐兄弟・有輝 夢のようなお話で。まだ仕事がないときに目標を聞かれて、叶うとは思わずに「冠番組を持つことです」と言っていたのが、まさか本当に叶うとは。「土佐」という僕らの名字でもあり、コンビ名がタイトルに入った番組なんて一生できるかどうかわからない感じだったので、うれしすぎました。芸人やっててよかったなと。

卓也 その話を聞いたときは「来たか……!」と思いました。冠番組は夢だったし、目標とも言ってましたけど、「これをやりたくて俺たちは芸人になったんだ」と。この番組をどれだけ面白いものにして、長く続けて、みんなに観てもらえるか、ということを番組開始当初から日々考えています。

──スタートから約半年が経ったところで、これまでの手応えはいかがでしょうか?

有輝 現場ではすごく楽しくやらせてもらっている中、「これがもっといろんな人に伝わったらいいな」とも思っていて、伝え方を試行錯誤しています。僕らはスタッフさんとチームになって、横一列でみんなでやっていきましょうという感じで、SNSでの発信なども一生懸命やっています。いつか「いやー、よかったね」っていう日が来ることを夢見ています。

卓也 今、有輝が言ったみたいにめちゃめちゃ面白い番組だし、今日も家を出るときに「土佐カンの収録行ってくるわ」って奥さんに言ったら、「ああ、あの世界一面白い番組?」って言ってくれました(笑)。

有輝 素敵な奥さんだね。

卓也 そういうふうに思ってくれる人がいるってことは絶対に面白い番組だと思うんです。そういう人が1人でも増えてくれるように、いろいろと見せ方も変えていきながら、一致団結してやっていきたいです。

──三枝さんからご覧になったお二人の活躍ぶりは?

三枝 ご一緒したいと思っていたときの100倍くらい好きになっています。

卓也 えー!(笑)

有輝 うれしいです!

三枝 スタッフはみんな同じ気持ちだと思います。こんなに一緒にがんばろうと思えるような方々はなかなかいないので。僕らが今までに経験したことがないくらい、この番組に力を注いでくれています。SNSの使い方で言うと、今のテレビに足りないものがお二人のスキルの中にはあって。こんなにいろいろとやっていただいているので、スタッフとしてはどこかで恩返しとして、もう少し早い時間帯でのスペシャルとか、ゆくゆくはゴールデンとかを一緒にやれたらなという気持ちです。たぶん土佐さんのことを嫌いだというスタッフはいないと思います。

──お二人それぞれの魅力を、三枝さんはどのあたりに感じられますか?

三枝 有輝さんが土佐兄弟の特攻隊長でありブレーンでもある。あるあるのネタを考えられるのもそうですし、ボケとしてのスタンスもそう。しかも、有輝さんだけじゃないぞと。裏方のこともできる、どっしりとしたお兄さんがいてこその有輝さんの才能。ここに土佐兄弟の魅力があるんです。お二人は兄弟でありながら、いいコンビだなと思います。

土佐兄弟がやれることは無限

──これまでの放送で印象的だった回は?

土佐兄弟・有輝

有輝 「失恋あるある」の回が印象に残っています。土佐兄弟と三谷さん、こうも失恋に対して男女で「あるある」が違うのかと。パパラピーズがゲストで、男女どちらが観ても面白いと思える回でよかったです。

卓也 ロッチ中岡さんとパンサー尾形さんとあばれるさん(あばれる君)に来ていただいた「ロケ芸人あるある」。一般的なあるあるではないですけど、芸人の裏側が見られて、こんなにカッコいいんだ、と印象的でした。これからがんばっていこうという我々にとって身になる回で、個人的にはいい話を聞けました。面白さもあって全部が詰まっていました。

──今お話があったようにゲストの方が豪華ですよね。

有輝 ももクロさん(ももいろクローバーZ)にも来ていただきました。僕、ももクロに憧れていて、大好きで、ライブ会場にいる5万人の中の1人ですから。そんな方たちが「あるある土佐カンパニー」っていう冠番組に来てくれて「あるある」話してるって。ちょっと夢すぎて! ウソみたいですよね? 自分の脳のデータ処理が追いつかないです。

──ちなみに「あるある土佐カンパニー」という番組自体の「あるある」は何かありますか?

有輝 「通常回、スタジオにいる人数少ない」っていうのがあります(笑)。ゲストがいらっしゃるときは関係者の人数も多いんですけど、僕らと三谷さんだけのときは、スタッフと合わせて7人がMAXです。

卓也 一度、演者とスタッフが3対3のときがあって、コンパみたいになったよね(笑)。

──最後に「あるある土佐カンパニー」について今後の展望を聞かせてください。

有輝 このメンバーでさらなる高みに行きたいです。深夜枠はもちろん楽しいですけど、より時間帯が早くなって……というのをこのメンバーが誰も欠けることなく、一致団結して実現したいです。あと、ゲストの方に「土佐カンに来たらめっちゃ楽しかった」「土佐カンでしゃべりたい」て思ってもらえる番組にしたいです。

土佐兄弟・卓也

卓也 「あるある」というテーマはあるけど、再現VTRやスタジオでのトークなど、やることや見せ方はちょっとずつ変わっていっています。すごく可能性が広がっていく番組。「あるある」を土台に、いろんな方向に楽しみを持っていきたいと思います。

三枝 卓也さんがおっしゃっていたように、いろんなシチュエーションでやるとか、ロケに行って「あるある」を探すとか、チャレンジをしていきたいです。土佐兄弟さんがやれることは無限にあるはず。僕らだけが面白いと言っているのも寂しいので、少しでも多くの方に知ってもらって、TELASAでも「声優あるある」を観てもらって、ちょっとずつ「あるある土佐カンパニー」の“社員”を増やしていきたいです。

森久保祥太郎&洲崎綾 収録後コメント

──まずは収録の感想をお聞かせいただけますか?

森久保祥太郎 土佐兄弟のお二人のSNSなどは以前からいろいろと拝見していて、お会いできるのがうれしかったです。いろんな「あるある」をお話させていただいたんですけど、ちょっとマニアックすぎたかなと(笑)。実際に皆さんがご覧になれない状況(アフレコ現場など)の話が多かったので、ぜひ想像力をフルに働かせてご覧になっていただければと思います。

洲崎綾 私も土佐兄弟さんはすごく好きなので、出演できてとてもうれしかったです。最初にこのお話をいただいたとき、「私が女子高校生役で『高校生あるある』をやるのかな?」と思って、「やったー! 女子高生役、がんばります!」と言ってたんですけど、「声優あるある」でした(笑)。声優の現場に注目していただけることが最近すごく多くてありがたいなと思いますし、またこういう機会があればうれしいです。

──収録の中に登場した「あるある」の中で印象的なものはありますか?

洲崎 私は「ロケバスの座り位置は気を使う」というのを初めて知りました。前のほうがいいんだと思ったら、後ろのほうがいいんですね!

森久保祥太郎

森久保 僕は、土佐兄弟のお二人が「ガヤは出すぎず引きすぎず」という塩梅でやっているというのを聞いて、「もっと出ればいいのに! ズルいなあ!」と思いました(笑)。

──最後に今回のTELASA配信についてお笑いナタリーの読者へPRコメントをお願いします。

森久保 滅多にお話することがない声優業界の裏側や「あるある」をたっぷりお話させていただきました。ぜひ皆さんご覧ください。

洲崎 収録前に「めちゃくちゃのびのびやっていいですよ」とスタッフさんが言ってくださったので、すごく遊びに来たみたいな感じでおしゃべりさせていただきました(笑)。リラックスした表情が観られると思うので、ぜひご覧になってください。

【TELASA限定企画】アニメ・声優あるあるSP