モヤさま側からはさまぁ～ずさんに対して、特に何もお願いしてないんですよ。収録を始める際に「とりあえず歩きましょう」と。尺が埋まらないときはサイコロがあるくらいで。

駒込の一場面。

だから駒込で三村さんが大事にしているレッドウィング（靴）を履いたまま、勝手に池に落ちたのは、事故ですね（笑）。三村マサカズという男の、少年のような哀しみ。カメラが回っていないところでは、すごく落ち込んでました。我々は爆笑しましたけどね。池に落ちたあとは、ロケのトーンもちょっと低いので、よく観てもらえれば。そのあとレッドウィングは復活したって言ってたかな。

三村さんは家でオンエアを観ていたそうで、「レッドウィングがああなったのを見て、悲しくなった」って言ってました。三村さんも大竹さんも、わりとオンエアを観ているようです。

押上の回では、ロケの終盤に三村さんの実家に行きました。増築して綺麗になっていて。僕もお父さんやお母さんと「はじめまして」だったんですけど、すごくいい方で、焼き鳥をすでに何十本も買ってあったんです。

押上の一場面。

「せっかく来たんだからどうぞ」って言われて、断るわけにはいかない。「いつもお世話になってます」なんて話をしていたら、ビールが出てきたので「もういっか！」と。カメラが回っている最中に飲み始めたんですけど、仕事です、これも（笑）。

すごく居心地のいいお家で、お父さんもお母さんも、2人ともかわいいんですよ。このときのビールはおいしかったです。

DVDの一番の見どころは、本編じゃなくてすみませんって感じなんですけど、特典映像の「モヤさまアワード2014」です。去年の「モヤさまアワード」はネットで配信して、2日間で100万再生されたんですよ。それくらい面白い。今回はDVDを買ったお客さんだけに、という思いがあります。

「モヤさま」の主役は街の方だったりもする。さまぁ～ずにとって、最初にボケてくれるのは街の方で、大事にしてます。今までは「タップおばさん」が過去2回受賞していて、今回も8人の中にノミネートされている。なかなかのパンチ力を持っているので、3度目の受賞なるかと。

「ただ笑いに行ってる」というのがモヤさまアワードです。スタッフもさまぁ～ずも、通常の街歩きより愛情を持って作っているかもしれない。さまぁ～ずが「なかなかいいアワードだったね」って言ってたので、ぜひ期待してください。