ナタリー PowerPush - さまぁ~ず×さまぁ~ず

DVD / Blu-rayボックス第7弾完成 撮り下ろし特典ロケを徹底レポート

ネットで調べた店に下見せずに行く

──撮り下ろし特典ディスクの「相方のテンションが上がる店に連れて行こう!」では、ロケの模様に密着させていただきました。まずは三村さんが大竹さんのために選んだお店はいかがでしたか?

三村 あのお店どうこうじゃなくて、俺の姿勢に反省がありましたね。

大竹 三村の姿勢に。

三村 ネットで調べた店に下見せずに行くっていう(笑)。

大竹 過去の特典映像でも、三村のほうがひどいんですよ。「それ詰めた!?」っていう。全然内容がないっていうか(笑)。

三村 俺、企画を詰めるとかそういうの苦手なんですよ。事前に打合せしたりするのが。「その場でなんか面白いやつがいいよね」って言ってるから、こういうザマになる。ネタ詰めるのは本当、ライブくらいなんですよ。

大竹 そう。逆にライブのネタ詰めはうるさいくらいです。

三村 それだけはやるから。だからこの次はちゃんとやろうって一応思ってるんですけど、また半年か1年かわかんないですけど、面倒臭くなるんだろうなって。

──ちなみにネットで「このお店がいい」と決めたポイントは?

三村 えーっと、有名ブランドは権利関係がうるさいんじゃないかって思って、イタリアの高そうなやつってだけでそこに決めた。

大竹 あはははは(笑)。様子もわからず。

三村 なんせ行ってないですから。

大竹 行ってないし質問もしてないよな。「どんなのを売ってるのかい?」って。

三村 そうそう。スタッフとそういうやりとりも1回も往復もなく、「ここ!」って。

大竹 俺も最後、「う、うん……」って無理矢理選ぶ感じになっちゃって。お店自体はいいんですけど、思いやりの問題。本来、相手を喜ばせようみたいなのは三村のほうが好きなんですよ。気持ちとしては。

三村 「長澤まさみちゃんを喜ばせよう」だったら俺もうちょっと必死になってると思う。「2人のうちのどっちが良かったか?」みたいな企画だったら5回くらい下見してた(笑)。

「俺どうしようかな圧」がすごかった

──大竹さんが三村さんのために選んだのは、都内の某有名スポーツブランドのフラッグシップストアでした。

三村 大竹が選んだのは、俺を喜ばせようじゃなくて、自分が喜ぼうっていう店ですからね。

大竹 違います、違います。最初、いくつか挙げてもらって、「こんな店あります」って言われたんです。それで三村みたいに目つぶって、「あー、これ」でもよかったんですけど。

三村 あはははは(笑)。

大竹 何でしょうね、しっくりこないな、と。で、車の中で考えまして、「ちょっとこういう店どうなの? ダメ元で当たってくれ」と。「三村はブーツが好きだな、スニーカーあんま履かないな」とか、「でもブーツはちょっと高いし、選択の幅が狭いし。絞り込んで行くときに、遊びがないな」とか。じゃあ、あんまり履かないスニーカーでもいいんじゃないかと。値段もそんなに高くないし、楽しいから。もう100点ですよね。そこの詰め。相手を思っての。

──お2人とも店に入った瞬間からすごいテンションでした。

三村 ああいう店を貸し切りなんてできないですからね。ガランとしたその店に入れた感じだけで、すごいよかった。もう今後ないんじゃないですか? これを超えるショップは。

──ただ、スニーカーを選んでいる途中で、もう三村さん面倒臭くなっちゃって(笑)。

三村 「俺どうしようかな圧」がすごかったんですよ。「お前早くしろよ」って(笑)。じゃあもう慌てて「あーもうこれでいいっす!」みたいな。

大竹 いやいや、絶対面倒臭くなってた。靴よりほかのところが見たくなってたから。

──結局、三村さんはサッカーボール見に行っちゃいましたね。

三村 いろいろあるといろいろ見ちゃうなっていうね。結果、サッカーボール買って正解でしたけどね。家で子供興奮してましたから。マンチェスター・ユナイテッドのボール。すぐ汚くして、あの鮮やかな赤がくすんだ赤になりましたけど。

大竹 使用してるんだ、あれ。

三村 外で思いっきり蹴られて。

──テレビであのスニーカーを履いてると、DVDを見た人が「あ、あれか」って思える楽しみがありますね。

三村 テレビでは履くでしょうね。

大竹 密かに。

三村 「これがあれなんだ」とは言わず。こっそりね。

つぶやきシローは察してくれない

──さらに特典ディスクでは、つぶやきシローさんが司会のクイズ企画「クイズ『さまぁ~ず×さまぁ~ず』」も楽しめます。やってみていかがでしたか?

大竹 特に覚えてないなー(笑)。

三村 あはははは(笑)。番組の裏側のクイズだったからね。

大竹 つぶやきの動きとか、そういうところしか覚えてない。

──つぶやきさんがずっとお2人に注意されるところが目立つクイズでしたが、つぶやきさんとは日頃からそういう関係性なんですか?

三村 本当そうですね。あいつが察してくれないというか。

大竹 反省しないタイプだから。

三村 もうちょっと俺らのこと察してくれと。

大竹 あいつ俺らのことなんにも知らないんです。決めつけで「えー、だってこんなの好きじゃないですかー」みたいな。そのツボが外れてるんですよ。「好きじゃねえよ」っていう。

三村 つぶやきとああいうクイズみたいのやると、だいたいああいう空気になりますね。つぶやきが怒られるっていう。

大竹家の人々スタート、新章突入へ

──今後の「さま×さま」ですが、もうちょっと経つと「三村家の人々」みたいな感じで「大竹家の人々」として息子さんのエピソードが出てくるのかなと。

三村 まあ出てきてほしいですよね。もう三村家の人々の割合がだんだんこの先減ってくると思うんで。優羽もでかくなってきたら「テレビであんまりそういうの言わないで」とか言い出す世代に入ってきますから。言い出し世代に。これからは大竹の変化が多彩で面白いんじゃないですか? ちょうどこの巻から見始めたら子供が生まれたところから全部入ってますからね。第2章突入だね。

大竹 新章入ったね。

三村 ここから入ったら大竹の子供の成長期が多少なりとも見れるんじゃないですか。このあと3歳、4歳の大竹の子供とか、たぶん喋らずにいられないことが山ほど出てくるから。本当に大竹の子供が10歳くらいになるまではこの番組続けていたいです。

大竹 もうそうしよう。

三村 そうするとうちの子供ももう……。

大竹 結婚してるかもしれないな。

三村 二十歳過ぎちゃうからね。

大竹 結婚してたら面白いな。「新章です」って、おじいちゃんの章が始まりますからね。

三村 「俺、孫できちった」って(笑)。

大竹 孫の章まで行きたいですね。

三村 ありえますよね。娘デビューとか。

大竹 デビューの章。

三村 「娘、テレビ出だしたんだよ」って(笑)。

──「原宿にスカウトされに行ってくる」と言っていた娘さんが。

三村 「されなかった」つって帰ってきた娘が(笑)。

大竹 あはははは(笑)。

さまぁ~ず

さまぁ~ず

左/大竹一樹(おおたけかずき)
生年月日:1967年12月8日
出身地:東京都

右/三村マサカズ(みむらまさかず)
生年月日:1967年6月8日
出身地:東京都

<衣装>
スタイリスト:髙村純子 酒井杏子(アシスタント)
衣装協力:SMART SPICE / RIELABO / Design Tshirts Store graniph / HOSU / NICOLE CLUB FOR MEN / GET TRY