謎解きイベント「人気よしもと芸人殺人事件」が東京・東京ミステリーサーカスをはじめとする全国の会場で開催されている。これは「リアル脱出ゲーム」とアニメ「逆転裁判」のコラボ企画。参加者が弁護士・成歩堂龍一の助手となり、お笑い番組のリハーサル中に起きた芸人殺人事件の犯人を推理するというゲームイベントだ。物語の中に実在の芸人が登場したり、お笑い番組の台本を全員で再現するくだりがあったり、お笑い好きの心をくすぐる仕掛けも多数用意されている。
今回、ユニット「ジェネレーソンズ」としても活動しているジェラードンとネルソンズが「人気よしもと芸人殺人事件」を体験。本特集ではその様子をレポートすると共に、2組へのインタビューも掲載する。また彼らが最近気になった“謎”について語り合うおまけコーナーも用意したのでぜひチェックしてほしい。
取材・文 / 塚越嵩大 撮影 / 辺見真也
初めての「異議あり!」
「人気よしもと芸人殺人事件」の基本的な楽しみ方は、法廷でさまざまな人物の証言を聞き、その中の矛盾を「異議あり!」と指摘すること。ジェラードンとネルソンズは本編に突入する前に、腕試し用の簡単な問題にチャレンジすることに。「テーブルの上に黄色いシーサー、灰色のビーズ、そして青いテープが貼られたピコピコハンマーが置かれている」という証言を聞いた6人は、ピコピコハンマーに貼られているのが黒いテープであることにすぐ気付き、一斉に「異議あり!」とアピール。「簡単じゃん!」と高を括る一同だったが、その余裕は徐々に失われていく……。
順調な滑り出し
デモンストレーションが終わると、いよいよ本編がスタート。テンションが最高潮に達したジェラードンとネルソンズは、裁判官役のスタッフを見ただけで「うおー!」と歓声を上げ、オープニングのアニメに後輩芸人のレインボー実方が登場すると「出た!」「実方じゃん!」「おもろ!」とガヤを飛ばす。最初の証言ではネルソンズ青山が早々に矛盾を発見。その後も順調に物語を進めて「気持ちいいー!」と興奮する。
焦燥、混乱、仲間割れ
1時間の制限時間が残り30分になると、6人の顔には少しずつ焦りの色が。問題文を読む係のジェラードン西本が漢字に苦戦してもたつくと、青山は「早く!」とイライラしてしまう。周囲からは「キレないで!」「チームワーク!」との声が飛ぶが、青山と西本はとうとう「ちゃんとやれよ!」「ちゃんとやってんだよ!」と衝突。場は混乱し、なぜかネルソンズ和田が「俺が悪かったよ!」と謝罪する事態となった。
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ジェラードン&ネルソンズインタビュー
2019年4月26日更新