このレシピは「まぼろし～！」じゃなくて「げんじつ～！」

──今日の撮影を振り返っていかがでしたか？

松尾駿　僕はいつも「DELISH KITCHEN」の動画を観ているので、そこに自分がいると思うとうれしかったです。

長田庄平　和泉元彌さんとIKKOさんは料理動画との相性バッチリでした（笑）。

松尾　本物のIKKOさんも料理が上手なので、次回はご本人たちも入れて4人でやりたいです。

長田　ギュウギュウすぎひん!?

松尾　撮影時間が今日の4倍くらいになると思います（笑）。

──長田さんと松尾さんはカメラが止まったときも「カリカリチーズのせリゾット」を食べていましたね。

長田　めちゃくちゃおいしかったので止まらなかったです。「サッポロ一番」のしょうゆ味がここまで洋風なものになるのかとビックリしました。醤油の風味はちゃんと残っているのに、味や食感はまったくの別物でした。

松尾　しょうゆ味をチーズリゾットにするって最初に聞いたとき、どんな味になるのか想像がつかなかったので「まぼろし～！」かと思ったんですけど、食べてみたら「げんじつ～！」でした。

長田　どういうこと？（笑） 2種類のチーズの相性も抜群でした。とろっとしたチーズリゾットにカリッとしたチーズの食感が入ってくるのが新鮮だったなあ。

──今回のアレンジレシピはどんな人にオススメですか？

長田　OLさん。夜食にピッタリだと思います。

松尾　食べ盛りの高校生や大学生にもオススメです。ラーメンを一杯食べ終わって、もう少し食べたいときにすぐできますから。ラーメンとご飯があったら普通はラーメンライスとして同時に食べちゃうと思うんですけど、そこは我慢してもらいたい！ チーズリゾットにすれば満足度が高まります。

長田　カップルにもいいかもしれないです。まずは彼氏がラーメンを食べて、そのあとに彼女がリゾットを食べる。

松尾　なんで別々に食うんだよ（笑）。

──「カリカリチーズのせリゾット」をさらに自分好みにアレンジするとしたらどうしますか？

長田　チーズに……（和泉元彌のモノマネで）柿！

松尾　柿はさすがに合わないでしょ！ （IKKOのモノマネで）私は上から化粧水をかけてあげたりなんか。

長田　それも絶対ダメだよ！

松尾　（笑）。真面目に言うとカットしたトマト。絶対チーズに合うでしょ！

「サッポロ一番」は常に実家に置いてあった

──お二人は普段から「サッポロ一番」をよく召し上がるんですか？

松尾　はい。僕らは仕事上、現場でお弁当を食べることが多くて、温かいものが恋しくなるんです。そんなとき、たまに弁当の横に小さい「サッポロ一番」のカップ麺が置いてあって……あれがどんだけうれしいか！

長田　わかる！ めちゃめちゃうれしいよね！ 食事が一気に豪華になるし、つゆものがあるとうれしい。昔から食べてきたし、いつ食べてもホッとする味ですね。

松尾　僕も実家に常に置いてあるインスタントラーメンが「サッポロ一番」でした。今日も「あれ？ 実家に帰ってきてんのかな？」って思う瞬間がありました。

長田　それは言いすぎやろ（笑）。

松尾　今回はしょうゆ味だったけど、みそラーメンも大好きなので、次回はぜひみそラーメンのアレンジレシピをお願いします！（笑）

長田　ははは！ 貪欲だな（笑）。「みそ」でも「塩」でもなんでもこいですね！

──ちなみに「サッポロ一番」は味ごとに麺の断面の形が違うそうです。

長田　ええ!? どういうふうに違うんですか？

サンヨー食品スタッフ　スープとの相性を考えて作っていて、みそは楕円、しょうゆは四角、塩は丸なんです。麺に練り込んでいる素材も違っていて、しょうゆ味にはしょうゆ、塩らーめんにはやまいも粉、みそラーメンにはみそを練り込んでいます。

長田　へー！ それは初耳だなあ。

松尾　そういった企業努力……本当にありがたいですね。

長田　どの目線で言ってんの!?

──お二人も「実は……」みたいなネタへのこだわりはありますか？

長田　実はネタ中、お客さんじゃなくて相方を笑わせにいくイメージでやっています。結果的にそっちのほうが面白くなって、お客さんも笑ってくれるのではないかと思っていて。ただ相方を笑わせようとして自爆しちゃうときもあるんですけど（笑）。

松尾　僕はIKKOさんをやるときは絶対に毛を剃るっていうこだわりがあります。内面も外見もすべてIKKOさんに寄せたいので。今、一番興味を持っているのが永久脱毛なので、今年は美脚大賞を獲れるようにがんばります！ 相方も最近、私のことを女を見る目で……。

長田　全然見てないです（笑）。

「自動サッポロ一番作りマシーン」を開発したい

──チョコレートプラネットさんといえば最近は「TT兄弟」も話題ですが、動画の撮影中に“T”は見つかりましたか？

長田　ほとんどTでした。

松尾　麺が入り組んでTを形成していました。

長田　リゾットにはTズ（チーズ）がたくさん入ってましたし、調理器具もほとんどTの形をしていました。

──（笑）。お二人だったら「サッポロ一番」を使っていろんな動画を制作できそうです。

長田　YouTubeに「6秒クッキング」という動画をアップしているので、「サッポロ一番」の6秒アレンジをやってみたいです。チャーシューとメンマを6秒で乗せるという。

松尾　ただのトッピングじゃん！ 普通のラーメンができちゃうから。

長田　6秒で何種類トッピングできるかというチャレンジをしてみたいです。あとは「自動サッポロ一番作りマシーン」を開発するとか。その機械にサッポロ一番を袋ごと入れれば、ガッチャンって完成まで全部やってくれる。

松尾　どういう仕組みなの？

長田　まず袋を剥いて、麺が出てきて……ガッチャンって完成品が出てきます。

松尾　全然わからないよ！ ガッチャンのところを詳しく聞きたいのよ！

──松尾さんはどのような動画を作ってみたいですか？

松尾　僕はただただ真剣にアレンジレシピを考えたいです。それが話題になって、またこういう仕事をいただくのが一番の理想。

長田　ははははは！ だから欲がすごいんだよ！ 確かに今回の仕事のオファーをいただいたときもうれしかったです。小さい頃から接している商品なので、初めてダウンタウンさんに会ったときと同じくらい感慨深かったです。

松尾　そんなに!?

長田　初めてお二人とお会いしたときは「本当にダウンタウンさんいるんだ！」っていう感動があったんですけど、今回も「本当にサッポロ一番の仕事って回ってくるんだ！」って。

松尾　僕はこの話を聞いたとき、真っ先に「当日は朝飯を抜こう」って決めました（笑）。今日はカメラが止まっても完全にガチ食いしていて、もっと食べたかったんですけど、なんとか抑えました。

──（笑）。では最後にお笑いナタリーの読者に改めてメッセージをお願いします。

長田　カリカリチーズのせリゾットはどの世代にも合うレシピだと思うので皆さんに食べていただきたいです。「（和泉元彌のモノマネで）あ～む、あむあむあむ！」と味わってください。

松尾　お笑いナタリーの読者は、きっとみんながチョコレートプラネットに憧れを抱いているはずです。僕らは「サッポロ一番」を食べて育ちました。皆さんも「サッポロ一番」やカリカリチーズのせリゾットを食べてチョコレートプラネットになろう！

長田　いる？ そんな人（笑）。